岡山地方気象台  岡山「大雪警報・注意報」基準変更 (24時間の予想降雪量を基準 から 12時間予想 へ)


 岡山地方気象台は、県内の大雪警報と注意報の発表基準を14日から変更しました。
これまでより少ない降雪量でも警報や注意報が出せるようになり、交通障害などに対する迅速な対応が期待されます。

ここ数年、岡山県でも大雪による高速道路の通行止めや、鉄道の運休などの交通機関の乱れで、市民の暮らしに支障が出るようになっています。
これまで、大雪警報と注意報の発表は、24時間の予想降雪量を基準にしていましたが、14日からは、12時間予想に変わっています。
新たな基準では、予想降雪量が、岡山県北部の山地で45cm、岡山県南部では、10cmで大雪警報が発表されます。
2014年2月には、岡山市で9cmの雪が降り、交通機関などに大きな影響が出ました。
基準の変更により、これまでより少ない降雪量でも警報・注意報が、出せるようになります。
1969年以来、実に50年ぶりの基準変更です。
大雪警報と注意報の発表基準は、14日午後1時から変更されています。

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岡山 大雪警報などの基準変更へ


岡山県内で発表される大雪の警報や注意報について、気象台は、県内での雪の降り方により即した形で発表できるよう、14日から基準を改めました。

岡山県内ではこれまで、24時間に降ると予想される雪の量に基づいて、大雪警報や注意報が発表され、基準となる雪の量は、警報の場合、北部の山あいで60センチ、北部の平野部と南部では30センチでした。
ただ気象台によりますと、岡山県内では雪の降り方が断続的で、ピークの時間帯が短い傾向があるということで、それに即した形で警報や注意報を発表できるよう、14日から基準を改めました。
具体的には、これまでの半分の12時間に降ると予想される雪の量が基準になり、警報の場合、その量は北部の山あいで45センチ、北部の平野部と高梁市、吉備中央町で25センチ、高梁市と吉備中央町を除く南部では10センチになりました。
基準となる雪の量は、過去に大雪によって列車が運転できなくなったり、高速道路が通行止めになったりした際に降った雪の量に基づいて、算出したということです。
基準は、14日に変更され、岡山地方気象台の担当者は「大雪が予想される時には、これまでより迅速に警報や注意報を出すことができ、ピークが過ぎれば、すみやかに解除できる」と話しています。
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