国際情勢 暗号資産に関する情報 北に提供か、米国人男を逮捕(北朝鮮) /中国 区議会選後初の週末、香港で警察がデモ隊に催涙弾使用 /ロンドンテロ、英首相「刑の厳罰化」強調 

暗号資産に関する情報 北に提供か、米国人男を逮捕(北朝鮮)

 アメリカのニューヨーク連邦地検は11月29日、制裁回避につながる暗号資産などに関する情報を北朝鮮に提供した疑いで、アメリカ人の男を逮捕したと明らかにしました。

 ニューヨーク連邦地検によりますと、男はシンガポールに住むアメリカ人のバージル・グリフィス容疑者(36)で、11月28日、ロサンゼルスの国際空港で逮捕されました。

 グリフィス容疑者は今年4月ごろ、渡航許可を得ずに北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問し、暗号資産に関する会議に出席。暗号資産に必要なブロックチェーンなどの技術に関し説明したほか、マネーロンダリングや制裁逃れにこうした技術を使う方法を議論したということです。

 連邦地検は、グリフィス容疑者が「制裁逃れに利用されることを認識しつつも情報を提供し、北朝鮮に圧力をかけるための制裁を危険にさらした」としています。

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区議会選後初の週末、香港で警察がデモ隊に催涙弾使用

 区議会議員選挙で民主派が圧勝してから初めての週末を迎える香港で、デモ隊が抗議活動を行いました。デモ隊の一部が道路の通行を妨げたのに対し、警察が催涙弾を使用し、再び緊張が高まっています。

 香港メディアによりますと、九龍地区で先月30日夜、デモ隊が抗議活動を行い、一部が道路の真ん中にバリケードを置いて通行を妨げました。これに対し、警察は撤去に乗り出し、その際、催涙弾を使用。少なくとも女性1人に催涙弾が当たったとみられると伝えています。

 香港では先月24日に区議会議員選挙が行われ、民主派が圧勝し、選挙後、初めての週末を迎えていました。警察がデモ隊に催涙弾を使用したのは選挙後初めてで、再び緊張が高まっています。
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香港 警察がデモ隊に催涙弾使用 民主派圧勝の選挙後初めて

香港では、民主派が圧勝した区議会議員選挙のあと初めての週末を迎え、夜になって抗議活動を行うデモ隊が道路の通行を妨害したのに対し、警察が強制排除するため催涙弾を使用しました。警察が催涙弾を使ったのは選挙後初めてで、今後の情勢は再び不透明になってきました。

香港では先月24日に行われた区議会議員選挙で、政府に批判的な立場の民主派が80%を超す議席を獲得して圧勝しましたが、政府は行政長官の直接選挙の導入など市民のさらなる要求には応じる考えを示していません。

このため選挙後初めての週末となった30日も抗議活動が行われ、夜になると九龍半島の繁華街に黒い服や覆面姿のデモ隊が集まり、警察に抗議するなどして、道路の通行を妨害したり火をつけたりしました。

複数の香港メディアによりますと、警察が出動して少なくとも催涙弾を1発撃ち、強制排除を行いました。

選挙後、警察がデモ隊の強制排除で催涙弾を使用したのは初めてです。

香港では一連の抗議活動が始まって以来、警察がおよそ1万発の催涙弾を使いましたが、先月18日を最後に区議会議員選挙を挟んで10日間余り、催涙弾は使用されていませんでした。

しかし警察が今回催涙弾を使用したことで、警察の取締りに反発する市民の抗議活動が激しくなることも懸念され、今後の情勢は再び不透明になってきました。
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ロンドンテロ、英首相「刑の厳罰化」強調

 イギリス・ロンドンで2人が死亡したテロ事件の容疑者が仮釈放された元服役囚だったことを受け、ジョンソン首相は刑の厳罰化を主張しました。

 先月29日、ロンドン中心部で2人が死亡したテロ事件で、射殺されたウスマン・カーン容疑者は、爆弾テロを計画した疑いで不定期刑を言い渡され服役していましたが、去年、行動を把握するための電子タグを足につけることを条件に仮釈放されていました。

 翌日、現場を訪れたジョンソン首相は、従来からの持論である刑の厳罰化を改めて強調しました。

 「我々はマニフェストにもあるように、深刻かつ凶悪な犯罪の厳罰化を推進します。刑期を半分過ぎたら、深刻な犯罪者でも釈放する慣行には、何の利点もありません」(イギリス ジョンソン首相 )

 与党・保守党は現在行われている選挙でも治安の強化を訴えていて、事件を選挙でのアピールに利用する狙いもありそうです。

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プレゼントを買って難民を支援、英での取り組み

 クリスマスシーズンを迎えたイギリス・ロンドンでは、プレゼントを買うことで、離れた場所にいる人を助けることができる、こんなお店がオープンしました。

 クリスマス商戦まっただ中のロンドンの繁華街。プレゼント探しで多くの人が行き交う通りに、ある店が登場しました。

 「CHOOSE LOVE。『愛を選ぼう』と名付けられたこちらのお店。いったい、どんなお店でしょうか」(記者)

 店内に並べられた毛布や赤ちゃんの服。子どもの勉強道具から、温かい食事まで。来店した人たちは購入したいものを選び、こちらの紙に書いて店員に渡しますが、商品は受け取りません。それらは別の場所に送られるのです。

 「寒くなり始めた難民キャンプでは、テントの外で寝ている人や小さい子たちもいますし、履く靴さえない人がいます。皆さんが彼らを温めることができるんです」(企画した団体代表)

 購入されたものが届けられるのは、ギリシャやフランスなどの難民キャンプ。ヨーロッパ難民危機と呼ばれた4年前に比べると関心は薄れていますが、難民たちの厳しい生活は変わりません。

 「私の家にあるような物が手に入らない子どもたちがいます。子どもたちはこうした品々に囲まれて育つべきです」(購入客)
 「みんなが少しずつでも貢献すれば、状況を変えられます」(購入客)

 厳しい冬を迎える難民キャンプにも、温かいクリスマスプレゼントが届けられようとしています。

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