ロシアの北朝鮮レストラン営業継続 外貨獲得の手段維持か ( 北朝鮮労働者が送還される期限が迫る中 )


 北朝鮮に対する国連の制裁決議を受けて、各国にいる北朝鮮労働者が送還される期限が迫る中、ロシアのモスクワにある北朝鮮レストランは今後も営業を続けるとしていて、外交関係者は北朝鮮が制裁の抜け穴を探して外貨獲得の手段を維持するのではと注視しています。

北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁の一環で、各国にいる北朝鮮労働者は今月22日までに送還されることになっています。

こうした中、北朝鮮が外貨を獲得する手段ともなっていたロシアのモスクワにある2つの北朝鮮レストランのうち1つが閉店し、関係者はNHKに対して「従業員のビザが更新されなかった」と述べました。

一方、もう1つのレストランは今も営業していて、店の関係者は「年末年始も休まない。今後も営業を続ける」と述べ、閉店する予定はないとしています。

このレストランの登記情報などによりますと、店を経営する会社の社長はロシア人とされるものの、会社の創設者で利益を100%得る立場にある人物は北朝鮮国籍とみられる男性で、今後も変わらない可能性があることが分かりました。

国連の制裁決議に従ってロシアも就労ビザの発給を止めたとみられますが、このレストランの創設者の男性は別のビザなど制裁に抵触しない形でロシアに滞在する可能性もあります。

外交関係者は「営業を継続するのであればどういう形で続けるのか注目している」と述べるなど、モスクワに駐在する各国の外交関係者は北朝鮮が制裁の抜け穴を探して外貨獲得の手段を維持するのではと注視しています。