岡山 渋野日向子選手が岡山で1日税務署長  / 渋野日向子選手を応援する会
渋野 日向子 スケッチ00


 東京五輪開幕まであと半年、女子ゴルフで出場を目指すRSK山陽放送所属の渋野日向子選手が地元岡山で1日税務署長を務めました。

拍手で出迎えられた24日も笑顔の渋野選手。
来月17日から始まる確定申告をPRするために岡山東税務署の1日税務署長に任命されました。
駿同利明署長から委嘱状とたすきが手渡されると背筋を伸ばして気を引き締めます。
昨年は国内獲得賞金1億円を超えランキング2位となった渋野選手、1日署長として早速スマートフォンでの確定申告を体験しました。
東京五輪開幕まであと半年、出場決定はこれからの戦いにかかっています。

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渋野日向子選手を応援する会

渋野日向子選手を地元から応援しようと岡山市中区で激励会が開かれています。

昨年は、全英女子オープンを制覇するなど目覚ましい活躍を見せた渋野選手。
約1か月後に始まる新たなシーズンでの活躍を地元から応援しようと大勢の人が声をかけています。
これから1戦1戦が東京五輪への出場権がかかった大事な戦い、地元岡山の応援を背に今シーズンも大きな飛躍が期待されます。

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渋野選手 五輪への意気込み

東京オリンピックの開幕まで、24日であと半年となりました。
活躍が期待される女子ゴルフの渋野日向子選手が、地元の岡山市で開かれたイベントに出席し「1試合ずつしっかり戦いたい」と、オリンピックの代表選考がかかる今シーズンに向けて意気込みを述べました。

渋野選手は、出身地の岡山市の税務署を訪れ、来月から始まる確定申告をPRする1日署長に任命されました。
渋野選手は、去年から導入されたスマートフォンでの確定申告を疑似体験しました。
渋野選手は昨シーズン、海外メジャーの全英女子オープンを制し、国内ツアーでも4勝をあげて、国内女子の賞金ランキングで2位に入りました。
渋野選手は「去年は高額な賞金をいただいたので、しっかり納税して、岡山県のために使ってもらいたい」と話していました。
また、半年後に迫った東京オリンピックに向けては「24日で半年とは知らなかったが、近づいてきたなと感じている。合宿で調整して1試合ずつしっかり戦い、日本代表に選ばれた場合には、いい成績を残したい」と述べ、代表選考がかかる来月からのシーズン開幕に向けて意気込みを新たにしていました。


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渋野選手、東京五輪で躍進を 岡山で「応援する会」


東京五輪の女子ゴルフ代表有力候補で岡山市出身の渋野日向子選手(21)の「新シーズンの活躍を応援する会」が24日、岡山市内で開かれ、渋野選手が、AIG全英女子オープンで日本勢42年ぶり2人目の海外メジャー制覇を果たした昨季に続く躍進を誓った。

 所属するRSK山陽放送が主催し、地元財界や競技関係者ら約200人が出席。渋野選手が「2019年はたくさんの方に支えられ、本当に幸せな一年を過ごすことができた。20年は東京五輪、さらに21年は世界で戦うことを目指し、レベルアップしていきたい」と抱負を語ると、大きな拍手が送られた。

 同社の桑田茂社長が「今年の最大の目標である五輪で大暴れして」、岡山県スポーツ協会の越宗孝昌会長(山陽新聞社会長)が「五輪で躍動し、岡山を元気づけてくれることを願っている」と激励。伊原木隆太知事、大森雅夫岡山市長もエールを送った。RSKの原憲一会長が音頭を取り、金メダル獲得を祈念した「しぶこ、ゴールド」の掛け声で乾杯した。

 渋野選手は27日からタイで合宿を張り、2月にタイとシンガポールで行われる米ツアー2戦に出場。国内では3月5日から沖縄県である開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースで初戦を迎える。



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渋野、石川と同じコースでプレー 玉野のゴルフ場にファンら次々

  “スマイリングシンデレラ”に“ハニカミ王子”。素敵な笑顔が共通項のプロゴルファー渋野日向子(岡山市出身)、石川遼の両選手は、瀬戸内から世界へ羽ばたいた。ゴルフ界に旋風を巻き起こした2人にとって、ゆかりのゴルフ場が市内にある。飛躍のきっかけをつかんだコースには、この冬も大勢のファンが訪れている。

 倉敷市との市境に近いなだらかな丘陵に開けた瀬戸大橋カントリークラブ(滝)。クラブハウスには1枚のサイン色紙が飾られている。昨年8月に全英女子オープンを制し、極上のスマイルで世界を魅了した渋野選手が渡英する直前の7月24日、ラウンドした際に書き残した。

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 コースを訪れた会社員(33)=倉敷市=は「渋野選手は今や県民の誇り。渡英前にプレーした同じコースでゴルフできたと思うと、興奮しますね」とサインに見入った。“渋野効果”でビジター数は昨年10、11月とも前年同月比で11%増えた。

 渋野選手と瀬戸大橋CCとの縁は深い。同CCが若手育成へ2013年に始めたジュニアカップには、高校を卒業するまでほぼ毎年、出場してきた。

 さらに、ジュニア時代から競い合ってきた親友で同CC所属の中西麻奈さん(22)=岡山商科大=の存在も、結び付きを強くした。

 渡英2日前、渋野選手から中西さんへ、無料通信アプリLINEで「明日何してる?ラウンドしたーい」と連絡があった。当日のラウンドは2人で写真に収まったり、おしゃべりしたり和気あいあい。それから10日余り。渋野選手は日本人として42年ぶりにメジャーを制覇し、スターダムを駆け上がった。

 中西さんは「思い出のコースで楽しく回れたのが、本番でのリラックスにつながったのかな」と振り返る。

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 2007年、まだあどけなさの残る15歳が“ハニカミ王子”として脚光を浴びることになった舞台が、東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(下山坂)だ。17番ホール、石川選手はバンカーから直接カップへ放り込むスーパーショットで、男子プロゴルフツアー史上最年少優勝をたぐり寄せた。「遼君バンカー」がある17番は、今も名物ホールとして親しまれる。

 「一時は『遼君バンカー』へわざと打ち込み、あのドラマを追体験しようとする方もいたと聞いています」と名畑耕三総務課長。

 同GCは毎年、女子プロゴルフ界の未来を担う若手がしのぎを削るステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」の会場となるなど、育成に熱心なコース。渋野選手も一昨年を含め4度出場している。

 川野日出生支配人は「競技の裾野拡大には、子どもたちが憧れるスーパースターの誕生が最も有効。渋野選手の活躍により岡山でゴルフ熱が高まっている今こそ、ジュニア育成を図る基金を創設するなど地域全体で“金の卵”をサポートすべき時だ」と訴える。
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