国際情勢 新型コロナウイルス、感染源は市場の野生動物か /安倍首相、武漢の日本人にチャーター機派遣へ / 新型肺炎の死者24人増+、合計80人に


 感染拡大の懸念が広がる中、中国の湖北省武漢市の海鮮市場から大量の新型コロナウイルスが検出されたと中国中央テレビが報じました。

 中国国営の中央テレビは26日、武漢市の華南海鮮市場で採取したサンプルから新型のコロナウイルスが大量に検出されたと伝えました。

 専門家のチームが1月1日と12日に採取した585のサンプルのうち、33のサンプルからウイルスを検出したということです。その多くは市場内の野生動物が売られていた区域で検出されたことから、野生動物が新型肺炎の感染源とみられるとしています。

 武漢市では26日までに618人の感染が確認されていますが、26日の記者会見で武漢市長は感染者がさらに1000人前後増える可能性があると話しました。

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安倍首相、武漢の日本人にチャーター機派遣へ

 中国の武漢市を中心に新型コロナウィルスの感染が拡大していることを受け、安倍総理は武漢市在住の日本人のうち希望者全員をチャーター機などで帰国させる考えを表明しました。

 「中国政府との調整が整いしだい、チャーター機などあらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させることにしました」(安倍首相)

 安倍総理は、先週末に武漢市在住の日本人に対して帰国に関する意向の確認を行ったことを明らかにしました。その上で帰国のためのチャーター機などの手配にめどがついたことから中国政府との調整が整いしだい、希望者全員を帰国させることを発表しました。帰国の時期については「速やかに実現させたい」としています。

 一方、茂木外務大臣は26日夜中国の王毅外相と電話で会談し、帰国を希望する日本人への支援を要請しました。王毅外相は「日本の考え方を理解する」と応じたということです。

 また茂木氏は、武漢市を含む湖北省全体でおよそ430人の在留日本人を確認できたと明らかにした上で、「希望する方全員ができるだけ早く帰国できるよう、全力で取り組みたい」と述べました。

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安倍首相、武漢の日本人にチャーター機派遣へ

 中国の武漢市を中心に新型コロナウィルスの感染が拡大していることを受け、安倍総理は武漢市在住の日本人のうち希望者全員をチャーター機などで帰国させる考えを表明しました。

 「中国政府との調整が整いしだい、チャーター機などあらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させることにしました」(安倍首相)

 安倍総理は、先週末に武漢市在住の日本人に対して帰国に関する意向の確認を行ったことを明らかにしました。その上で帰国のためのチャーター機などの手配にめどがついたことから中国政府との調整が整いしだい、希望者全員を帰国させることを発表しました。帰国の時期については「速やかに実現させたい」としています。

 一方、茂木外務大臣は26日夜中国の王毅外相と電話で会談し、帰国を希望する日本人への支援を要請しました。王毅外相は「日本の考え方を理解する」と応じたということです。

 また茂木氏は、武漢市を含む湖北省全体でおよそ430人の在留日本人を確認できたと明らかにした上で、「希望する方全員ができるだけ早く帰国できるよう、全力で取り組みたい」と述べました。
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フランス政府、自国民送還のため来週にも直行便

 フランス政府は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、事実上封鎖状態にある中国武漢に滞在している自国民を送還するため、来週にもフランスへの直行便を出すと発表しました。

 中国・武漢にはPSA=プジョー・シトロエングループの拠点があり数百人のフランス人が対象になっていますが、希望して帰国した人は健康状態を把握するため、14日間隔離されます。また、フランスではすでに感染が確認された3人に加えて現在6人が感染の疑いがあり、経過観察中だとしています。

 一方、WHO=世界保健機関のテドロス・アドノム事務局長は ツイッターで、現在、中国・北京に向かっていることを明らかにしました。現地で中国政府関係者や専門家に会うためとしていて、最新の状況を把握し、中国当局との関係を強化したいとしています。

 WHOは、新型コロナウイルスについて23日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」との判断を見送っていますが、その後、さらに感染が拡大しているためトップ自ら中国入りするものとみられます。
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トルコ東部の地震で救出活動続く、死者は38人に

 トルコ東部で現地24日に発生した地震で、現地メディアは建物の崩壊などによる死者が38人に、けが人が1600人以上になったと伝えました。

 トルコ東部エラズー付近で24日夜に発生したマグニチュード6.8の地震で、現地メディアはこれまでに死者は38人にのぼり、けが人は1600人以上に増えたと伝えました。

 また、地震発生からほぼ2日が経ったこれまでに2歳の女の子を含む45人が救助され、エラズーでは行方不明になっている3人の救出活動が続いているということです。

 現地では今も余震が続いていて、当局は警戒を呼びかけるとともにテントや毛布、簡易ベッドを配布するなどし、支援を強化しています。


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新型肺炎の死者24人増、合計80人に

 感染拡大が広がっている新型のコロナウイルスによる肺炎での死者の数は、感染が最も深刻な中国・武漢市がある湖北省は、26日までに死者の数が新たに24人増えたことを発表しました。これで、中国本土の死者数は合わせて80人になります。

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新型肺炎 国内感染確認の場合「指定感染症」に 強制措置可能に


 今回の新型コロナウイルスによる感染症について、安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、国内で感染が確認された場合、法律に基づいて強制的な措置をとることができる「指定感染症」にする方針を明らかにしました。

指定感染症とは
「指定感染症」に指定されると国内で感染が確認された場合、法律に基づいて強制的な措置をとることができます。

具体的には、患者に対して感染症の対策が整った医療機関への入院を勧告し、従わない場合は強制的に入院させられるほか、患者が一定期間、仕事を休むよう指示できます。

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新型肺炎 武漢市長「患者数は近く1000人前後増える可能性」

新型コロナウイルスの感染が拡大する中国で、最も感染が深刻な湖北省武漢の市長は26日夜、患者の数が近くさらに1000人前後増える可能性があると明らかにしました。中国の保健当局は、軽い症状の患者もいることが予防対策を難しくしていると指摘し、感染拡大を抑え込めるか不透明な情勢が続いています。

中国の保健当局によりますと、新型コロナウイルスの肺炎による患者の数は、武漢を中心に1975人、死亡した人は56人に上っています。

患者は中国本土以外の13の国と地域でも確認されていて、患者の数は、世界全体で2000人を超えています。

武漢市の周先旺市長は26日夜にマスク姿で記者会見し「武漢ではまだ2700人余りの患者が検査結果を待っており、患者の数は近くさらに1000人前後増える可能性がある」と述べ、中国全土で近く患者の数が3000人を超える可能性があることを明らかにしました。

新病院建設や移動制限で対策も…
中国メディアによりますと、急増する患者を受け入れるため、武漢では急きょ建設中の専門の病院とは別に2つ目の新たな病院の建設も始まり、来月初めに2つの病院の運用を開始すれば合わせておよそ2000人の患者が入院できるようになるということです。

感染の拡大を防ごうと、中国政府は27日から海外への団体旅行を当面中止するほか、国内各地の観光地の閉鎖や長距離バスの運休など、人の移動を抑える対策を次々に打ち出しています。

しかし中国政府の保健当局は26日の記者会見で「ウイルスの感染力がやや強くなっているとみられる。症状が軽い『隠れた感染者』もいて予防対策を難しくしている」と指摘していて、感染拡大を抑え込めるか不透明な情勢が続いています。
武漢の野生動物扱う店からウイルス検出 感染源か
中国の専門機関が調査したところ、湖北省武漢の海鮮市場にある野生動物を扱う店が集中していた区域から、このウイルスが多く検出されたと国営の通信社が伝えました。

国営の新華社通信によりますと、中国疾病予防センターの専門家チームは武漢の海鮮市場で今月1日と12日の2回にわたって合わせて585のサンプルを採取しました。

検査の結果33のサンプルからウイルスが検出され、このうち31のサンプルが、野生動物を扱う店が集中していた市場の西の区域のものだったということです。

このため新華社通信はウイルスの感染源が市場で売られていた野生動物であることを示しているとしています。
中国政府 春節の連休を来月2日まで延長
中国国営の中国中央テレビによりますと、新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、中国政府は、人が集まる機会を減らし感染の拡大を押さえ込むため、春節の大型連休の期間を来月2日まで延長することを決めました。

中国では春節に合わせて今月24日から30日までの1週間を連休としていました。

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