岡山で「食品ロス」セミナー 削減への取り組みに理解深める


 社会問題化している「食品ロス」をテーマにしたセミナー(岡山県主催)が26日、岡山市内で開かれた。市民約120人が聴講し、まだ食べられるはずの食品が捨てられている理由や廃棄食品の削減に向けた身近な取り組みについて理解を深めた。

 愛知工業大の小林富雄教授(流通論)が講演。国内の食品ロスの発生量が年間約640万トンに上ると説明し、賞味期限前でも店頭から撤去してしまう商習慣や売れ残りの大量廃棄といった業界側の問題点を指摘した。

 その上で、発生量の4割近くは家庭での食べ残しが占めているとして「消費者にも責任がある」と生活を見直すよう訴えた。

 小林教授をコーディネーターに食品ロスの削減策を話し合ったパネルディスカッションでは、料理の持ち帰りを認めている飲食店や、包装が破れた商品をNPOなどに提供している食品スーパーの担当者ら5人が実践内容を報告。「店頭や消費者に届くまでに、どれだけの手間や時間がかかっているか。食べ物を大切にする気持ちを持ってもらいたい」などの意見が寄せられていた。