わいせつ行為根絶へ行動指針 岡山県教委が初策定、私的な電子メール、SNSでの連絡禁止…


  岡山県教委は19日、教職員のわいせつ行為の根絶に向け、私的な電子メールやSNS(会員制交流サイト)を使って児童生徒に連絡することを禁じるなどの行動指針を初めて策定した。

 これまでの不祥事で、スマートフォンやSNSの不適切な利用が発端になったことを重視。児童生徒とSNSのアカウントやメールアドレスを伝え合う行為もしないと明記した。

 教職員の任免権が異なる岡山市を除く全公立学校に通知する。各校は4月の職員会議などで内容の確認を徹底。行動指針に照らし合わせ、必要に応じて校内ルールを見直す。

 県教委教職員課は「命令ではなく、自覚を促す内容にした。わいせつ行為の防止に全力で取り組みたい」としている。