国際情勢 インドが全土封鎖、13億人が25日から3週間 / 新型コロナウイルス、中国本土の死者3281人に / 新型コロナ“判明”全国で最多71人



 インドのモディ首相は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国土全域を封鎖すると発表しました。封鎖期間は25日から3週間で、入国と出国を禁止したうえで、国民の外出も全面的に禁止するということです。

 13億人以上の人口を擁するインドの全面封鎖は、世界最大規模となります。
インドでは、24日までに469人の感染が確認され、このうち10人が死亡しています。

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新型コロナウイルス、中国本土の死者3281人に

中国の国家衛生当局によりますと、新型コロナウイルスによる中国本土での死者は24日、新たに4人確認され、あわせて3281人になったということです。

 また、新たに感染が確認されたのはいずれも国外からの渡航者47人で、あわせて8万1218人となっています。
 湖北省では、新たな感染者は確認されなかったということです。
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新型コロナ“判明”全国で最多71人

24日は、東京で新たに17人の新型コロナウイルスへの感染が確認されるなど、全国であわせて71人の感染が判明しました。1日で感染が判明した数としては、これまでで最多となります。

 東京都で24日、感染が確認されたのは、これまでで最多となる10代から70代の男女17人で、うち9人は感染経路が分かっていないということです。
 東京都の感染者数は172人となり、北海道を上回り、全国最多となりましたが、都は「感染者の傾向は把握できていて、ロックダウン=首都封鎖の段階ではない」としています。
 また、東京・台東区の永寿総合病院では70代の男性が死亡。
都は、この病院で院内感染が疑われるとしています。
 24日は全国で71人の感染が判明。
これは、1日で感染が判明した数としては最多となります。

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“延期” 海外メディアなど反応「歴史的出来事」「決定を尊重」

 東京オリンピック延期について海外の反応です。

 「安倍首相は東京五輪を遅くても2021年夏までに開催すると表明しました」(中国中央テレビ)  海外メディアは東京オリンピックの延期を一斉に速報で伝えました。
イギリスBBCは「124年の歴史で延期されたことはない」と歴史的な出来事だと強調。
アメリカのメディアは「日本政府や東京都は70億ドルもの投資をしてきた」としたうえで、中止が避けられたことで、企業も含めて「投資を取り戻すことができる」と分析しています。
 一方、韓国の中央日報は、安倍総理の自民党総裁任期が来年9月であることに触れ、「自身が誘致したオリンピックを任期満了直前に成功裏に開催できれば、“政治的遺産”にすることができる」などと報じました。
 「IOCが東京と下した決断は、完全に正しい決断だ」(世界陸連 コー会長)  各国のオリンピック委員会や、体操、ラグビーなどの国際競技団体は延期を歓迎する声明を発表。
アメリカオリンピック・パラリンピック委員会は、選手たちに向けて、「努力と人生を賭けた夢の集大成となるはずでしたが、今は競技から一歩引いて、地域やお互いを思いやるべき時です」との声明を出しました。
 ドーピング問題で東京オリンピックに国として参加が認められていないロシアも、マティツイン・スポーツ相が「関係者の健康を考えると決定を尊重したい」と語るなど肯定的な意見が出ています。
 こうした中、アメリカのトランプ大統領は24日、FOXニュースの番組に出演しましたが、オリンピックの延期に関する質問は出ず、ツイッターなども含め、これまでのところ反応を示していません。
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スペイン、死亡した高齢感染者が放置されるケース相次ぐ

新型コロナウイルスの感染が急拡大しているスペインでは、介護施設で高齢の感染者がベッドで死亡したままになっているケースが相次いで見つかりました。

 スペインでは、介護施設での感染拡大が深刻で、軍の兵士らが消毒作業に当たっています。
スペインの国防相は24日、こうした兵士たちが、高齢の患者がベッドで死亡しているのを見つけるケースがいくつもあったことを明らかにしました。
 地元紙「エル・パイス」によれば、感染者が確認された後、職員らが職場を放棄した施設もあったということです。
新型コロナウイルスで死亡した患者の遺体は、専門の葬儀業者が引き取りに来ることになっていますが、死者の多さに、引き取りが間に合っていないことも背景にあるとみられます。
 一方、マドリード自治州は、ショッピングモール内にあるスケートリンクを臨時の遺体安置所として利用しはじめました。
マドリード州でも新型コロナウイルスでの死者が葬儀業者では対応しきれない数になっていて、軍が遺体の搬送を支援しています。
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グレタさん“新型コロナ感染していた可能性高い” 自身のSNSで

スウェーデンの17歳の環境活動家、グレタ・トゥンベリさんは、自身が新型コロナウイルスに感染していた可能性が高いと考えていることを明らかにしました。

 これはグレタさんが24日、インスタグラムで明らかにしたものです。
それによりますと、2週間ほど前、父親とヨーロッパ中部から戻って以降、自主隔離をしていましたが、10日ほど前に、疲労感、寒気、のどの痛みと咳が出始めました。
父親も同時に発症し、熱も出ていたといいます。
 スウェーデンでは重症化しない限り検査は受けられないため、確定はしないものの、グレタさんは「新型コロナウイルスに感染していた可能性が非常に高い」としています。
 すでに回復したというグレタさんは、「私は自分が病気だとは感じませんでした。
若者たちの多くは全く症状が出ないか、出ても軽いものなので、知らないうちにリスクの高い人たちにうつすこともありえます」と警告、なるべく外出は控えるよう呼びかけました。

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