ドイツ・メルケル首相テレビ演説 日本語翻訳  (2020年4月4日 と 202年3月19日)  日本の首相は???



こんにちは、親愛なる市民の皆さん、私は今日から首相府からみなさんにお伝えできてうれしく思っています。

私自身の自宅隔離は終わり、元気です。

独りで自宅に14日間、電話とオンラインでのみ14日間世界中と

つながるというのは簡単ななことではなかったのです。

特に家にいなければいけない多くの年配の方、病気の方にとってはウィルスは脅威でありなおさらです。

私のように、2週間後に自宅から出られない方たちにとっては。

今まさにこの状況にある方々に心からの気持ちを届け、良くなるよう願っております。



私とドイツ政府がコロナウィルスとの戦いにおいてどのように動き、決断の背景に何があるかをもう一度お伝えすることは私にとって重要だということを再度申し上げたいと思います。

来週イースターが来ます。とても特別な時間です。

イースターは何百万人ものクリスチャンが教会に行き、イースター・サンデーには

家族全員でおそらく散歩をしたり、イースターの火を灯し、また多くの方にとっては

湖や南に向かう短い休暇でもあります。通常であれば。しかし、今年は違います。



それが私が今日あなたに伝えなければならないことです:私たちは以前とはまったく違うイースターを過ごすことになります。

もちろん、ドイツのクリスチャンは聖なる金曜日、

復活のイースターサンデーを祝います。しかし、教会ではなく、ともにいる信者とともに。

ここ数週、教会がテレビ、ラジオ、ネットを通じて多くの人々に素晴らしい奉仕をしてくださったことを嬉しく思い感謝しています。

おそらくイースターも同様でしょう。



それとともに、私はドイツにいるのユダヤ教徒、イスラム教徒そしてその他の信者で

現在、礼拝所に集まることができない方々のことも思いを馳せています。それは

社会の核心にある制限の1つであり、どうしても必要な緊急時の場合に限り受け入れることができることなのです。



イースターの散歩でさえ、この2週間広く課してきたルールに従ってのみ実施できるのです。

一緒に住んでいる家族、

またはその他の多くても1人の人とのみ可能です。そして常に

他の人との必要な距離を気をつけなければいけません。少なくとも1.5メートル、可能であれば2メートル。

徹底的で頻繁な手洗いについても忘れないでください。



簡易的なマスクを着用することを決めたとしても、

それは距離を保つことを決して置き換えることができないことを常に覚えておいてください。

ワクチンやウイルスに対する薬がない以上、距離は保つことこそが最も効果的な保護方法なのです。



そしてもう1つ、真剣に受け止めていただきたいのは、湖や山、親族を訪問することはドイツ国内の短い旅行であっても、このイースターに行くことはできません。

これらが厳しい現実だということはわかっています。私達はいつでも体を動かし、したいことをして

旅行したいときに行きたい場所いくことが当たり前です。

このことは私たちの自由な生活の基本なのです。

ところが今は、突然至る所にルールがあり、

制限があり、禁止事項があります。しかし、それらは文字通り「生きていくために重要」なのです。

だからこそ、本日、特にイースターの前に、皆さんと私たち全員に再度お知らせしております。



一部の人は言うかもしれません:私たちはこれらすべてのルールを2週間以上守っています。

ではいったいいつまで?と。その疑問は理解できます。しかし、本日措置を廃止することができる、もしくは少なくとも緩和できる特定の日をお伝えしたら、

それは感染者数が減らなかったときに、今日の約束を守ることができなくなり、完全に無責任になってしまいます。



そのような約束に関連する希望を失望させたなら、

さらなる大難を生むことになるでしょう。医学的にも経済的にも社会的にもです。

しかしながら私が言うことが

できること、約束することができることは、

連邦政府と私は昼夜を問わず、皆様の健康保護しながら一歩一歩公衆の生活を可能にするプロセスの両立をどのように実現できるか再考しつづけているということです。



私たちはそれについて考えなければ、私たちの責任を果たすことはできません。

しかし、反対に間違った希望のもと、不可能な終了期限を設定した後、それが実現できない場合その現実に耐えることができなくなり同じく責任を果たせなくなってしまいます。



そのすべてを見つめることによって私を導いてくれるのです。これは非常に困難な課題です。

そして親愛なる市民のあなた、あなたには連邦政府と私自身がこの困難な課題に直面することを求めることができるのです。まさにいまそれを行っています。約束いたします。



これからもこの事態が続く以上、率直に言いますが、みなさまの協力が引き続き必要です。

これまで数週間してくださった素晴らしい協力をです。

私たちの国の大多数の人々の努力が素晴らしいことは明白です。

私たちの国の素晴らしい側面をみせています。

そのことに言い尽くせないほど限りなく感謝しています。



これの重要性は、状況とその理由を検討すると明らかになります。

私たち全員がルール、制限、禁止事項を守り続けることが絶対に必要です。

コロナウイルスは依然として速いスピードでドイツ国内に拡散しています。

この病気で命を失った人々を悼み、

その方々の愛する人や友人に思いをはせています。



毎日何千もの新しい感染が検出され、それはつまりは、

多くの新しい患者が毎日増え、その一部は集中治療と

病院での治療が必要です。私たちは重症の方々に必要な治療を施すことができています。

私たちの目標は、それをそのように保つことです。なぜなら私達は人間社会だからです。

数字で語ることわけにはいきません、すべての人が譲ることのできない尊厳が尊重される人間なのです。



ロバート・コッホ研究所の最近の数字は、とても高いですが、慎重にはですが少しの希望を与えてくれます。

新たに確認された感染の増加が続いていいますが、数日前より少し遅くなっているのです。

しかし、確かな傾向を認識するには明らかに早すぎます。また私達が定めた厳しいルールを緩めるのにもまだ早すぎます。



専門家は私たちに言います:みなさんが耐えてくださっている大いなる制限によって伝染の曲線を平坦になったかどうか確認するのに時間がかかるそうなのです。

私たちの保険システムがはコロナ流行の莫大な負担に対処できることを確実に知る必要があるのです。



公衆の生活を減らすためのすべてのガイドライン、そして人々の接触を制限するためのすべてのガイドラインは

変わらず維持しなければいけないと、水曜日に行った連邦政府の首脳との会談で私たちは完全に同意しました。

ほとんどの州でのイースター休暇の終わりとなる4月19日まで。

その先どの方向に進むかは 国内のウイルスの拡散度合いと、病院の状況に寄ります。



不安な時代だということは理解しています。あなた自身の家族への不安、

仕事への不安、このコロナの流行による制限で国全体がどのように変化するかについての不安。

政治があらゆる努力をしてもこの不安を簡単に払拭することはできません。

しかし、保証します。みなさんの不安を少なくするために私たちは政府として可能なことすべてに全力を尽くします。

ドイツ史上過去最大の経済的および社会的援助プログラムが過去数日間で開始されました。

助成金、ローン、短期給付などの無数の申請

他のサービスはすでに受けつけており、迅速かつ非官僚的に処理されます。

どうぞお知りおきください、連邦政府はあなたと共にあります。

連帯に基づく私たちの社会市場経済がこの課題で証明できるすべてのことを行います。



親愛なる市民の皆さん、私達はこのパンデミックでほぼ毎日学んでいます。

科学者がそう言っています、私たちの政治家も同様です。みなさまの忍耐とそのさらなる維持に感謝申し上げます。

今、家の中にいるすべての方々、個人の接触を

可能な限り削減し、ルールを遵守し、適切で良いことを積極的に行っているすべての皆様。

そしてあなたもこれらの困難な状況下でも他の方を助ける工夫をみつけることができれば、みなさまも良いことができるのです。

距離を保つ必要があります。しかし、それは私たちの連帯を止めません。

仲間との手紙、電話、Skype通話、買い物の手伝い、またはオンラインで放送されるハウスコンサートでさえ、

私たちの近さ、愛情、連帯を示すことができるのです。

それらすべてが、この時代を共に乗り切るための助けとなるのです。



未来はあるのです。イースターの話に戻りますと、制限のないイースターの祝いはまたやってくるのです。

それがいつになるか、どれほどの良い生活が待ち構えているかは、改めて私達すべてにかかっているのです。

私達みんなでこの危機を脱する道をみつけ、この国を助けることができるのです。

この「わたしたち」にかかっているのです。


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メルケル首相のスピーチ 日本語訳 2020/3/19 




昨日ドイツのメルケル首相が

新型コロナウィルスについて異例の国民に向けてのスピーチを行ないました。

非常にオープンで、論理的にリスクと解決策を語ったおよそ15分の演説です。

下記に全文を翻訳したものを載せますが
要点は以下です

・事態は深刻です
・第2時大戦以降国家最大の事態
・治療法やワクチンの開発が可能になるまで時間を稼がなければならない
・そのためには拡散を抑えなければならない
・拡散防止のために人が集まることを避けなければならない
・そのために民主国家としては異例の制限をしなければならない
・これは一時的であり、事態が収まれば解かれる
・国民全員の協力が必要
・全員が深刻な事態として受け止めることが必要
・手を洗って他人とのコンタクトを避ける
・経済的にダメージを受ける人には国家としてできることをする
・医療の現場で活動している人々に感謝
・スーパーマーケットで働いて社会を支えている市民に感謝
・困難の時こそ寄り添って助けあうというのが今はよくない
・技術を利用して実際に合わないで顔を見る方法も考えてほしい
・情報を公開していくので噂は信じず公式の情報のみを信じてほしい
・この課題は共に立ち向かうことによってのみ乗り越えていける

というふうに国境も閉ざしているドイツがいかに深刻な事態と捉えているかが分かる内容となっています。

現在新型コロナウィルスに関しては各国それぞれ対応が異なっており、それぞれ模索しています。
地球規模の問題となっている今回の事態を他国はどう捉えているかを知るきっかけになればと思い載せてみました。


以下翻訳全文
(Google翻訳で下翻訳したものを直したのでちょっと変なところもあるかもしれません)

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親愛なる市民の皆さん、

コロナウイルスは現在、わが国の生活を劇的に変えています。正常性、公的生活、社会的相互作用という概念がはすべて、これまでになく試されています。

何百万人もの方々が仕事に行くことができず、子供が学校や保育園に行くことができず、劇場や映画館やお店が閉まっています。
そしておそらく一番辛いのは、普段は当然であるはずの人と会うことができないことでしょう。もちろんこの状況では、今後どうなっていくのか私達は疑問や心配でいっぱいです。

今日、私は、このような状況で私が連邦首相として、また連邦政府の同僚全員とともにそのように導いていくかを伝えるため、この特別な方法でお話させていただきます。政治的決定を透明にし、説明すること、また可能な限り正しく伝えて、理解できるようにすることが開かれた民主主義の一部であるからです。

すべての市民が自分自身の問題としてとらえることが出来れば、解決できると私は強く信じています。

だからこそ言わせてください:事態は深刻です。どうか深刻にに受け止めてください。ドイツの統一以来、いや、第二次世界大戦以来、私たちの連帯がこれほど重要な挑戦はありませんでした。

私たちが現在、流行のどの地点にいるのか、連邦政府と州が地域社会の全員を保護し、経済的、社会的、文化的損害を制限するために何をしているのかを説明したいと思います。また、なぜそれが必要で、一人一人がどのように貢献できるのかを示したいと思います。

伝染病に関しては、私が話すすべては、ロバート・コッホ研究所や他の科学者やウイルス学者の専門家との連邦政府の継続的な協議から来ています。世界的な研究が強く進められてますが、まだコロナウィルスの治療法をワクチンもありません。

そうである限り、私たちの行動の指針はたった一つです:ウイルスの拡散を数ヶ月にわたって遅らせ、薬とワクチンを開発するための研究の時間を稼ぎます。そして何よりも、病気の人を最善の方法で世話をすることができるようにします。

ドイツには優れた医療制度があり、おそらく世界でもトップクラスです。それは私たちに自信を与えてくれます。しかし、病人が多すぎると、病院も完全に圧倒されてしまいます。
コロナ感染の重度の経過を示した患者が入院しました。

これらは統計上の単なる抽象的な数字ではありません、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、人々です。そして私たちはコミュニティです
すべての人生とすべての人が重要です。

まず第一に、私はこの機会を利用して、医師として、看護サービスで、または私たちの病院や一般医療部門で他の職務で働くすべての人に触れたいと思います。
あなたは私たちのために、この戦いの最前線にいます。あなたは病気の最初の感染者と接し、感染症の重症度を知る立場にあります。毎日人々のために新たに仕事に行っているみなさんがしていることはとても素晴らしいものであり、心から感謝しています。

ドイツでのウイルスの拡散を遅くすることが重要です。そしてそのために私たちは一つのことをしなければなりません:可能な限り公共の生活を閉鎖することです。もちろん、そうする理由と判断を基準に、国家は機能し続けるため、供給はもちろん確保され続け、可能な限り多くの経済活動を維持したいと考えています。

しかし、私たちは人々を危険にさらす可能性のあるすべてのもの、個人に害を及ぼす可能性のあるすべてのもの、そしてコミュニティも減らす必要があります。

できる限り、感染させるリスクを制限する必要があります。

制限がすでにどれほど劇的かは承知しています。イベント、見本市、コンサート、そして当分の間、学校、大学、幼稚園、公園での遊びもありません。連邦政府と州政府が合意した閉鎖が、私たちの生活と民主主義のイメージにどれほど影響するかも承知です。これまでわが国には存在しなかった制限なのです。

旅行の自由と移動の自由のための権利のために強く戦った私から保証させてください。
そのような制限は、必要な場合にのみ正当化されるのです。民主主義においてこの権利は軽視されるべきではありません。しかし、命を救うために現時点では不可欠なのです。

そのため、今週初めからより厳格な国境管理と、最も重要な近隣諸国の一部に対する入国制限が施行されています。

大企業、中小企業、ショップ、レストラン、フリーランサーなどにとって経済的にすでに非常に困難な状況です。今後数週間はさらに困難になります。

連邦政府は、経済的影響を和らげるために、そして何よりも雇用を守るために、できる限りのことを実行することを保証します。

この困難な課題を通じて、起業家や労働者を支援するために必要なものは何でも行います。

そして、誰もが食料の供給の心配をしないようにし、棚が空っぽになれば、補充されるようにします。スーパーマーケットに向かう方に言いたいのは、在庫を維持することは大切なことですが、節度を持ってください。買い占めは、無意味であり、連帯に反します。

また、ほとんど感謝されない人々にも感謝をさせてください。現在スーパーマーケットのレジにいらっしゃる方、棚を補充する方々は、現在最も困難な仕事をしています。あなたの仲間の市民のためにそこにいて、文字通り店を続けてくれてありがとう。

さて、今最も急を要すことは、このことです。ウイルスの急速な拡散を防ぐための最も効果的な手段をもちいないと、政府の措置はすべて無効になります。それは私たち自身なのです。私たちは無差別にウイルスの影響を受けます、そのためにみなさんがお互いを助けなければなりません。まず、今起きていることを真剣に受け止めてください。パニックにならずに、しかし、自分にとって重要でないと少しも考えないでください。誰もが不可欠です。一人一人、全員のの努力が必要です。

伝染病が私たちに示していることは、私たち一人一人ががどれほど弱い存在か、他者の思いやりのある行動にどれだけ依存しているかを。しかし、共に行動することによって自分自身とお互い強くすることもできることを。

一人ひとりにかかっています。私たちは、ウイルスの拡散を受け入れる運命にありません。私たちには救済策があります。お互いの距離を空けなければなりません。ウイルス学者のアドバイスは明確です。

握手はしないでください。しっかりとひんぱんに手を洗ってください。他人から少なくとも1.5メートル離れてください。そして危険度が高いお年をめした方との接触は可能な限り避けてください。

私たちに求められていることを達成することがどれほど難しいかは承知しています。特にこのような緊急のときは、私たちはお互いに近くにいたいものです。近くにいたり触れることの大切さを私たちは知っています。しかし残念ながら、現時点ではまったくその逆が正しいのです。みなさん全員が理解しなければならないのです、この状況では距離を取ることが注意の表れであること。

不要不朽の善意の訪問、旅行、これらすべては伝染につながる可能性があり、行うべきではありません。専門家が、祖父母と孫は今一緒にいるべきではないというのには理由があります。

不必要な出会いを避ければ、病院で毎日より多くの症例に対処しなければならない方々を助けることになります。このように命を救うのです。これは多くの人にとって困難であります。だからこそ、励ましと自信を必要とする人々を一人にしないでください。私たちは、家族として、そして社会として、お互いに支え合う他の方法を見つけていくのです。

最新技術を利用してウイルスの社会的影響に対抗する方法は多くあります。孤独にさせないために祖父母のためにポッドキャストを録音している孫達がいます。

私たちは皆、愛情と友情を示す方法を見つける必要があります。Skype、電話、メール、そして以前のように手紙を書くことです。郵便は配達されます。自分で買い物に行けない高齢者のための近所の助けの素晴らしい例を聞きました。コミュニティとしてできることはもっとたくさんあると確信しており、お互いを一人にしないことです。

私からのお願いです、現在適用されているルールを守ってください。政府として、私たちは常に修正できるものを再検討し、それでも必要なものを再検討もします。

現在の劇的な状況下において、いつでも他の方法を再考したり反応したりできるように、学び続けていきます。そのときはまた説明します。

ですのでお願いです、噂を信じないでください。常に多くの言語に翻訳もしている公式メッセージのみを信じてください。

私たちは民主主義の国です。強制の上ではなく、知識と参加の共有の上に生きています。これは歴史的な課題であり、一致団結しなければ達成できません。

私たちがこの危機を克服することは間違いありません。 犠牲者はどれくらいになるのか? 愛する人を何人失うのか? その答えの大部分は私たちの手にかかっているのです。 私たちは今お互いに決意を持ちあい、 制限を受け入れ、共に支えあうことができます。

現在の状況は深刻であり、しかし開かれています。

つまり、各々が規律を持ち、規則に従うかどうかにかかっているのです。

このようなことを一度も経験したことがなくても、心をこめて賢く行動し、それによって命を救わなければなりません。 例外なく、それはすべて個々人、したがって私たち全員にかかっています。

あなた自身とあなたの愛する人たちを大切にしてください。 皆様にありがとうございました。

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