国際情勢 日本の緊急事態宣言、米メディアは厳しい批評/ NY州、一日の死者最多も「感染ピーク」徴候か / 中国・武漢市の「封鎖」 2か月半ぶりに解除


  日本政府の緊急事態宣言を受けて、アメリカのメディアは「遅すぎた」などと、こぞって厳しい批評を並べています。

 ワシントンポスト紙の電子版は、「日本は幅広くウイルス検査を実施していないだけでなく、感染初期の封じ込めの成功によって誤った安心感に陥っている」などと、日本政府の対応や認識の甘さを指摘しました。
そのうえで、緊急事態宣言と関連する対応について、専門家の多くが「少なすぎる、遅すぎる」と考えていることを紹介しています。
 また、ニューヨークタイムズ紙は、“人と人との接触機会を大幅に削減できれば、2週間後に感染拡大を減少に転じさせることができる”との専門家の試算を安倍総理が紹介したことなどに触れながら、「安倍総理は楽観的な見方を示した」と表現しています。

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NY州、一日の死者最多も「感染ピーク」徴候か


新型コロナウイルスの感染の中心地、アメリカ・ニューヨーク州では、6日の死者数が一日としては最も多い、731人に上りました。一方で、入院患者の増加ペースは鈍化していて、州は「感染のピークにさしかかっている可能性がある」との見通しを示しました。

 ニューヨーク州のクオモ知事は、7日の記者会見で、感染者が13万8836人となり、6日に死亡した人は731人に上ったと発表しました。
これは、一日の死者数としては、これまでで最も多いものです。
 一方で、新たに入院する患者の増加ペースは鈍化していて、州知事は「感染のピークにさしかかっている可能性がある」との見通しを示しました。
ただ、州知事は、「あくまで見通しであり、今後の感染拡大のペースは一人ひとりの行動にかかっている」として、引き続き外出を控え、屋外では他人と2メートル間隔を空けるなどの行動を取るよう促しました。

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中国・武漢市の「封鎖」 2か月半ぶりに解除

新型コロナウイルスで少なくとも2500人以上が亡くなり、今年1月から事実上の封鎖措置が取られていた中国の武漢市では8日、2か月半ぶりに封鎖が解除されました。

 武漢市では新型コロナウイルスの感染が深刻だった1月23日から駅や空港が閉鎖されるなど事実上の封鎖措置が取られていましたが、現地時間の8日午前0時(日本時間の午前1時)、解除されました。
国営の中央テレビによりますと、およそ5万5000人が8日に鉄道で武漢を離れる見通しだということです。
 武漢市では、これまでに2571人が亡くなり、5万8人の感染が確認されたということですが、今月に入ってから新たに感染が確認されたのは1人となっていました。

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台湾 蔡英文総統、緊急事態宣言の日本にエール


緊急事態を宣言した日本に対し、台湾の蔡英文総統が「地震も台風も台日の協力で乗り越えてきました」などとエールを送りました。

 日本が「緊急事態宣言」を行ったことを受けて、台湾の蔡英文総統はツイッターで、「手を携えてこの闘いに勝ちましょう。
地震も、台風も、台日の協力で乗り越えてきました」と日本語で投稿しました。
 台湾は新型コロナウイルスの感染が深刻な国々に1000万枚のマスクを提供するとしていて、要望があれば、日本にも送ることを検討するとしています。
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英ジョンソン首相 肺炎の発症はなし


新型コロナウイルス感染症で集中治療室に入っているイギリスのジョンソン首相について、首相官邸は「容体は安定していて、肺炎は発症していない」と述べました。

 ジョンソン首相(55)は、症状がおさまらず5日夜に入院し、6日には病状が悪化して集中治療室に移されました。
 そして7日、イギリス首相官邸はジョンソン首相の容体について、安定していて自発呼吸もできている、肺炎は発症していないと明らかにしました。
引き続き集中治療室にいて、標準的な酸素の吸入を行っているということです。
 イギリス王室は、エリザベス女王がジョンソン首相の早い回復を願うメッセージを首相の婚約者や親族に送ったと明らかにしました。


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