岡山 〈新型コロナ〉緊急事態宣言の全面解除 伊原木知事「5月いっぱいは県境越えないようにしましょう」 岡山
岡山県 伊原木隆太 知事 


  緊急事態宣言の全面解除を受け岡山県の伊原木知事は25日、5月末まで県をまたぐ移動は控えるよう改めて呼び掛けました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「5月いっぱいは県境越えないようにしましょう。それが変わることはございません」

 25日に国は、北海道や首都圏で継続されていた緊急事態宣言を解除しました。岡山県の伊原木隆太知事は「妥当な判断」とした上で、県民に対して県をまたぐ移動は5月末まで自粛するよう改めて求めました。

 また県境の移動についてまずは中国5県、その後、近畿地方、最後に首都圏などへ段階的に緩和していく方針を示しました。

(伊原木隆太 知事)
「解除されたからこれから東京行き放題、全然違います。しばらく県境を越えないということはお願いをしたい」
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国内感染、新たに30人 11人死亡、計876人

国内では26日、新たに30人の新型コロナウイルス感染が確認された。累計は1万6623人となった。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員を含めると1万7335人。死者は11人増え、計876人となった。

 死者の都道府県別の内訳は東京4人、神奈川、大阪各2人、北海道、茨城、京都各1人。
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岡山県知事「今週中に県の移動方針」



 緊急事態宣言が全国で解除されたことに伴う、県境を越える移動に対する考え方について、伊原木知事は、今週中に県としての方針をとりまとめる考えを示しました。

緊急事態宣言の全国での解除に伴って、政府は、都道府県をまたぐ移動について、今月中は不要不急の移動は避け、来月1日からは、自粛の対象を、25日に宣言が解除された東京などへの移動にとどめるなどとする、方針を示しました。
これに関連して伊原木知事は、26日、記者団の取材に対し「大きな判断としては正しいと思うが、関東と北海道以外については、細かい言及がない。感染リスクなどを冷静に検討して、岡山県なりの判断を示したい」と述べ、来月1日以降の県境を越える移動に対する考え方については、今週中に、県としての方針をとりまとめる考えを示しました。
中でも、通勤や通学などで行き来する人が多い、香川県との往来については、「互いの感染状況をふまえれば、6月に入れば、比較的早い時期に大丈夫になると思う。互いの考え方について、今月中には話し合いたい」と述べ、近く、香川県との間で、事務レベルで協議する方針を示しました。

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政府 都道府県の対応目安公表


 緊急事態宣言の解除を受けて、政府は、外出自粛やイベントの開催制限などを段階的に緩和し、社会経済の活動レベルを引き上げていく方針です。

外出については、今月中は、都道府県をまたぐ不要不急の移動は避け、来月1日からは、自粛を25日に宣言を解除した、東京など首都圏の1都3県や北海道への移動にとどめ、19日からは移動制限は求めないとしています。
コンサートや展示会などのイベントは、入場者数に上限を設けて開催を容認し、段階的に規模の拡大を図るとしています。
プロ野球やJリーグなどのプロスポーツも、来月19日以降に、無観客での開催から始め、段階的に入場者の上限を引き上げるとしています。
そのうえで、8月1日をめどに、イベントの規模にかかわらず、収容人数の半分程度以内であれば、開催を認めるとしています。
カラオケやスポーツジムは、来月1日から、利用者数の管理などをした上で、営業の再開を認める一方、接待を伴う飲食業やライブハウスは、当面、専門家と感染防止策を検討するとして、再開は来月19日以降、防止策を徹底した上で認める方針です。

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