岡山県医師会にマスク7万枚寄贈 薬学部生支援のタイオン奨学基金


 岡山県内の大学に通う薬学部生らを支援している一般財団法人「タイオン奨学基金」(岡山市北区西古松西町)は28日、新型コロナウイルスの感染リスクと隣り合わせで働く医療従事者を支援しようと、県医師会にマスク7万枚を寄贈した。

 県医師会館(同駅元町)で贈呈式があり、同基金の藤井大温代表理事が、県医師会の松山正春会長にマスクを手渡した。式後、藤井代表理事は「医療を支えてくれる方々に少しでも安心して働いてもらいたい」と述べ、松山会長は「感染の恐怖の中で働いているが、差別的扱いを受けることもある。温かい支援に感謝したい」と語った。マスクは希望する会員に配布する予定。

 同基金は、藤井代表理事の父で、ドラッグストア・ザグザグ(同市中区清水)を創業した孝洋氏=故人=の遺産を活用して設立。県内の薬学部生らに奨学金支給の支援を行っている。

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岡山 新型コロナウイルスと戦う医療現場で役立てて…岡山県医師会にマスク7万枚を寄贈


新型コロナウイルスと戦う医療現場で役立ててもらおうと薬剤師の育成を支援する岡山市の一般財団法人が、岡山県医師会にマスク7万枚を贈りました。

マスクを贈ったのは、一般財団法人タイオン奨学基金です。贈呈式では、医師会から藤井大温代表理事に、感謝状が贈られました。
タイオン奨学基金は、これまで、岡山県などに、合わせて20万枚のマスクを寄贈しています。
タイオン奨学基金 藤井大温代表理事
「医療現場の人達が少しでも安心して働けるようになれば」
医師会によりますと、マスクが不足して感染防止対策が取れず発熱した患者を受け入れられない医療機関もあったということです。
(岡山県医師会 松山正春会長)
「一般の医療機関でもこのようなマスクのお陰で発熱の患者さんが見られる状況が作れる」
贈られたマスクは、県内の開業医に配られます。
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