岡山市が定額給付金を2重支給

 現金10万円を一律に給付する「特別定額給付金」について、岡山市は、郵送とオンラインで申請した1世帯2人に誤って、2重に支給したと発表しました。
県内で、特別定額給付金の支給ミスが明らかになったのは、これが初めてです。

「特別定額給付金」について、岡山市では、5月12日までに行われたオンライン申請は市が審査を行い、郵送での申請は、審査を業者に委託しています。
重複して支給するのを防ぐため、審査が済んだかどうかの情報は、市と業者の間で共有する仕組みになっていましたが、市によりますと、互いに審査をパスしたかどうかを確認しないまま、支給を決定してしまったということです。
2重に支給した世帯には、これまでのところ連絡が取れていないということで、岡山市は連絡が取れ次第、謝罪したうえで、余分に支給した20万円を返還するよう依頼することにしています。
県内で、特別定額給付金の支給ミスが明らかになったのは、これが初めてです。
また岡山市は、オンラインでの申請については、入力ミスが相次いだことから5月24日で受け付けを終了しています。
岡山市は「ご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。業者との情報共有を密にして再発防止に努めます」とコメントしています。