岡山 砂川決壊の記憶 語り継ごう 岡山市東区の決壊箇所に伝承碑


  西日本豪雨で旭川水系・砂川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害を受けた岡山市東区平島学区の連合町内会は5日、災害の記憶を伝えるための「伝承碑」を同沼の決壊箇所に設置した。

 丸太で固定した白色のアクリル板(横100センチ、縦62センチ)に浸水範囲を示す地図と、最大1・5メートルの高さまで水に漬かった当時の状況を掲載。「深夜にもかかわらず共助により死者・行方不明者は一人も出なかった」と住民同士で助け合い、人的被害を食い止めたことにも触れている。

 この日は除幕式があり、地元住民ら約40人が参加。黙とうに続いて、碑が披露された。同連合町内会の細川剛史会長(69)=同市東区=は「次の世代に水害があったことを語り継いでいきたい」と述べた。

 碑は、堤防の補強工事が6月末で完了したのと、豪雨2年の節目に合わせ設置した。決壊区間(約120メートル)の両端には、高さ約60センチの柱も取り付けた。

 砂川の決壊で、平島学区を中心に約750ヘクタール、約2200棟が浸水した。