重要 新型コロナ予防策(変異株対策 よりUP)、知識のアップデートと共有がカギ / 家庭内感染を防ぐ―新型コロナウイルス / 「清潔意識の違い」がストレス、やがて家庭はぎくしゃく


コロナ予防策、知識のアップデートと共有がカギ( 特に、初期症状 注意!)


 最近、新型コロナウイルスの予防に関する行動の差が、人間関係のトラブルにつながり、それがストレスになっているという相談を受けることが増えています。家族間や友達、ご近所、職場などで、新型コロナウイルス予防知識を共有していないことが、その背景にあると思われます。予防知識のアップデートは大丈夫でしょうか。


マウスシールドを着けて選挙活動を行う東京都知事選の候補者。新型コロナウイルス感染予防もでき、顔を認知してもらえるという触れ込みだった=2020年6月18日、東京都新宿区


 今年の春ごろは、まだ新型コロナウイルスについての研究が十分ではなく、未知のウイルスということでしたが、最近は、ウイルスの特徴などの研究が進み、情報もアップデートされています。ここで、もう一度、周囲の人たちと情報共有してはいかがでしょう。お友達やご家族で、四つのコロナ・アップデートクイズをしてみましょう。


 〔Q1〕どんなマスクがお勧めか、マウスシールドに効果はあるか ほとんどの人が外出時、マスクをするようになりました。マスクにもさまざまな種類があります。どんなマスクが予防効果大でしょうか。また、マスクはせず、マウスシールドで記者会見する政治家もいます。マウスシールドで感染予防は大丈夫なのでしょうか。スポーツクラブに行ったらプールのアクアビクスのクラスでインストラクターがマウスシールドで大声で指導。これは大丈夫でしょうか。

 〔Q2〕屋外では飛沫は風で飛ぶから安心? オープンカフェでマスクをしないで飲食をしながらおしゃべりする友人がいます。一緒にいて大丈夫でしょうか。

 〔Q3〕窓が開かないオフィスビルは大丈夫? 勤務しているオフィスは2年前建てられた高層ビル。窓は開きません。換気が大切といわれているけど、窓が開かなくて大丈夫でしょうか。

 〔Q4〕タクシーの窓は開ける、開けない? タクシーに乗るとき、換気をするために運転手さんの席の窓と自分の座る後部座席の窓を少しづつ開けています。夏はよかったけど、今は寒くて、風邪を引きそう。窓を閉めるとリスクは上がるでしょうか。春頃、テレビで新型コロナ感染予防には、タクシーに乗ったら、とにかく窓を開けて風を入れるようにするといいとコメンテーターの人が言っていましたが、それでいいのでしょうか。

 さて、どうでしたか。一つ一つ、見ていきましょう。

 〔A1〕マスクの種類とマウスシールド まずマスクですが、スーパーコンピュータ―富岳のシミュレーションでは、マスクの素材として不織布が最も高性能で、ウイルスの排出を抑え、流入を防ぐとされています。ただ、大事なのは、その人の顔のサイズにどのくらいフィットしているか、という点です。いくら素材そのものが優れていても、顔にフィットせず、鼻や頬の横に隙間ができていれば、意味がありません。どのくらいきちんとフィットするかも視野に入れて、マスクを選ぶことが大事です。


新型コロナウイルス感染対策上、タクシーは公共の交通機関の中では非常に安全な部類とされる。写真は東京都新宿区で客待ちするタクシー(車両ナンバープレートに画像処理をしています)


 マウスシールドは、大きな粒子の飛沫なら、拡散を抑えますが、マイクロ飛沫という小さな粒子の飛沫になると、抑えることができず、拡散させてしまうことが多いのです。これがエアロゾル感染を引き起こします。大声を出すような状況や、飲食店などのスタッフもマスクが望ましいですね。マスクは、飛沫、マイクロ飛沫の両方の飛散を抑えることができます。

 〔A2〕屋外でも安心ではない 屋外での飲食やおしゃべりですが、マイクロ飛沫は風で飛びますが、大きな粒子の飛沫は近距離に落ちます。ですから、隣の席の人はリスクがあります。屋外でも、会話をすれば、飛沫は近くの人にかかるので、危険です。

 〔A3〕オフィスビルの換気の安全性は建てられた時期による 2003年にビル管理法が改正されました。オフィスビルをはじめ、多くの人が集まる映画館やホテル・美術館などの中にいる人の健康を守る条文が明確にされたのです。その後の猶予期間もありますが、08年以降に建てられたビルでは、このビル管理法に基づき、1人当たり1時間に30立方メートルの換気が達成できるように造られています。ですから、新しいビルでは、ビルの機械換気の空調に任せて大丈夫と言えます。

 〔A4〕タクシーは外気導入モードでエアコンが安全 タクシーは、外気導入モードでエアコンをつけると、1分間に1回、車内の空気が入れ替わります。ですから、春頃、盛んに「タクシーの窓を開けるように」とテレビで言われていましたが、窓を開けるより、外気導入でエアコンをつける方が効果的ということです。寒い時期、ほっとしますね。今度、タクシーに乗るときは、寒さを気にしなくてよさそうです。

 新型コロナウイルスに関する知識を常にアップデートし、感染予防対策について、家族を含め、周りの人たちと共通知識を持ちたいものです。さらに詳しく知りたなら、順天堂大学大学院の堀賢教授を取材した「コロナ対策~感染制御の専門家に聞く~」の前編と後編をご覧ください。
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Update コロナ01
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変異ウイルス対策 マスクは2重に!!  2重の(不織布+布)マスク
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昭和大学の二木芳人客員教授が、どのように消毒や手洗いしてるかの密着取材で
・アルコール消毒は1回20秒
・1日50回以上
・持ち歩き用アルコール消毒
・指先、手首、手の皺に塗り込む
・看護師に「一動作一手洗い」の習慣
・2重の不織布マスク
変異ウイルス対策強化00
変異ウイルス対策強化01


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家庭内感染を防ぐ―新型コロナウイルス  家族が自立し、協力し合うきっかけに(北里大学薬学部 鈴木順子名誉教授)


新型コロナウイルス感染症の流行は衰えを見せず、家庭内感染率の高まりも懸念されている。軽症者の療養は宿泊施設で、といった厚生労働省の方針にもかかわらず、諸般の事情で家庭内療養をせざるを得ない場合もある。3密が避けられない家庭内でどうやって二次感染を防いだらよいか。北里大学(東京都港区)薬学部の鈴木順子名誉教授に聞いた。

新型コロナ 容態急変

異常があれば、ためらわずに119番
 ▽病室と看護者を決める

 東京では既に家庭内感染が感染経路として最多と言われ、世代を超えた感染の広がりが進んでいる。家族の誰かが感染して自宅療養を余儀なくされたら、自分も感染するのではないかという不安が付きまとう。「感染した家族を抱える状況は大きなストレスです。新型コロナウイルス感染症にゼロリスクはないという前提で、いたずらにおびえず、家族の事情に合わせて感染リスクを減らす工夫に取り組みましょう」と鈴木名誉教授。

 最大のポイントは、病人の部屋と看病する人(看護者)を限定することだ。看護者以外は病人と接触しないよう注意し、病人はトイレ、入浴以外は病室から出ない、食事・入浴は家族が済ませた後にする。トイレ使用後はふたを閉めて水洗し、看護者が便座やドアノブ、床周りなどを消毒する。対面時には病人はマスクをする。看護者はキャップ、マスク、エプロンを着け、必ず最後に手を洗う。

 鈴木名誉教授は「看護者が看護だけに集中できるように、他の家族は自立して家事の負担をかけないことが大事です。その上で、どのような協力ができるかを普段から話し合っておくといいでしょう」とアドバイスする。

 ▽急変時に備える

 小さな子どもがいる家庭では、より入念な対策が必要だ。子どもが感染した場合、病室にとどめておくのは難しいので、看護者以外の家族がホテルなど別の場所に避難することも検討する。親が感染した場合、子どもの心配をせずに療養できるよう独自の支援策を設けている自治体もある。一時預かりなどが利用できないか調べておくといい。

 自宅療養で注意したいのが、急変時の対応だ。いざという時のために入院の準備をして、状態が悪化した場合は迷わず救急車を呼べるようにしておくことが重要だ。

 「家族の誰がいつ感染しても対応できるような備えが大切です。コロナ時代を機に、お互いが依存するのではなく、協力し合えるような新しい家族関係の在り方を考えてみてください」と鈴木名誉教授は呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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自宅での感染予防 8つのポイント 

  • 部屋を分けましょう 
  • 感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方にしましょう 
  • 感染者・世話をする人は、お互いにマスクをつけましょう 
  • 小まめに手を洗いましょう 
  • 日中はできるだけ換気をしましょう 
  • 手のよく触れる共用部分をそうじ・消毒しましょう 
  • 汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう 
  • ゴミは密閉して捨てましょう

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「清潔意識の違い」がストレス、やがて家庭はぎくしゃく

新型コロナウイルス感染拡大後、家庭内でトラブルの要因になっている一つが「清潔意識の違い」です。

 ウイルス感染への不安や手洗い、外出自粛など、予防行動の違いがストレスになり、人間関係を悪化させたりするケースの相談が最近、多くなって気になります。

 【ケース1】20代半ば女性Aさん

 在宅で仕事をしているAさんは最近、疲労感が強いということです。その要因は、在宅勤務そのものではなく、姉が1カ月だけ、勤務の関係で、会社に近いAさんの部屋に同居することになり、そのことがストレスになっているのでした。

 Aさんは在宅で、姉は通勤です。Aさんは、姉が外出から帰った時の手洗いなどが不完全に思えて、気になってしまうのです。

 Aさんは、帰ったら、靴の裏までアルコールを吹きかけるくらいの徹底した予防策をしているので、姉との清潔に対する意識にかなりの差があることが、ストレス要因になっているのです。

 【ケース2】30代主婦Bさん

 Bさんは、緊急事態宣言解除後も、夫が週2回、在宅勤務になり、夫の日常のコロナ対策の行動が気になっています。

 トイレの後の手洗いが不十分。パソコンを操作しながら、鼻を触ったりする。頭をかいた後、冷蔵庫の扉を開ける。こうした姿を見ていて、不潔で気分が悪くなり、夫が不潔に見えてしまうということです。


緊急事態宣言は解除されたけれど…=2020年5月15日 、名古屋市中村区の名古屋駅付近【時事通信社】(写真は本文と直接関係ありません)
 「もう少し配慮をしてほしい」と思いながら、いちいち指摘しても、「うるさいと思われるのでは」と、我慢をしているそうですが、そろそろ限界になっています。

 【ケース3】30代半ば男性Cさん

 Cさんは通勤と出社が必要な業種に勤務していますが、70代の両親から「感染が怖いから家に帰らないでくれ」と言われて、この2カ月間、月決めのマンションで暮らしています。

 両親は、感染への不安感が強いそうで、Cさんは「仕方がない」と思いながら、その生活を続けているものの、いつになったら家に戻れるのか、このところ心配になりだしています。

 【ケース4】70代男性Dさん

 Dさんは退職後、ボランティアや自分で主宰するコミュニティ活動を積極的にしてきました。しかし、同年代の妻は感染への不安感が強く、特に、外出に対して危機感を持っています。

 このため、Dさんが外出しようとすると、「私を病気にする気なの?」と非難し、Dさんは外出ができないと言います。

 Dさんも「仕事でもないのに、出かけるのは、気が引ける」と言いながら、緊急事態宣言が解除されても、家のアラートが継続中ということで、ストレスになっています。

 ◆個人の清潔意識はまちまち

 以上のように、各年代で家族内の清潔意識の違いや、予防行動に対する意識の差が、家庭内のコミュニケーションギャップを生んでいます。

 その多くの場合は、妻が夫の清潔意識に対して不満が生まれる場合が多いようです。普段、子育てや料理で衛生状態に配慮する機会が多い女性の方が、清潔に対して意識が高いことがあるのかもしれません。

 在宅勤務で家事を手伝う男性もいますが、妻の求める清潔度の基準に達していないために、逆に非難されて、トラブルになることもあります。

 夫は「せっかく手伝いをしているのに、いちいち文句を言うから、もう手伝わない」と怒ったりして、夫婦間の人間関係悪化の要因にもなるのが、清潔意識の違いです。

 女性同士でも、清潔に対する個人差がありますから、Aさんのように、急に同居することになったような場合は、これまで目を向けなかった、お互いのギャップに気が付いて、ストレスになります。

 こうした清潔意識の違いは、ウイルス感染という生命のリスクが背景にあるので、ストレスを強く感じるのだと思われます。

 ◆具体的な対策は

 〔最低限の「守れるルール」を話し合う〕 

 清潔意識については、これまで家庭内でほとんど話し合ったことがない人が多いと思います。ウイルス感染に関して、具体的に手洗いや外出頻度など、守れる範囲で最低限必要な行動を詳細に取り決めることが必要です。この時、お互いの清潔意識を知っておくことが大事です。

 〔ルールはなるべく具体的に〕

 清潔意識の違いは、具体的に明確にしておく必要があります。意識の違いは、微妙なところから生じているからです。

 例えば、外出後やトイレの後の手洗い一つにしても、それが必要なことは誰しも知っています。しかし、水をつけて数秒流すのを手洗いとしている人もいれば、せっけんをつけて、もみ洗いし、20秒ほど流水で流すのを手洗いの習慣にしている人もいます。

 家族内で大きな違いがある場合は、「最低、このくらいは手洗いしよう」と決めておくことで、ストレスを軽減できます。外出に関しても、一方的に我慢するのではなく、お互い、許せる範囲の時間や頻度について、具体的に話し合うことが必要です。

 〔意識の違いを放置しない〕

 家族内の清潔意識の違いについて、我慢をしていると、心の中に鬱憤(うっぷん)がたまり、ごくささいなことで感情が爆発し、家族間の大きなトラブルに発展する危険があります。

 これまで、何となく雰囲気で感じてきた、お互いの意識について、再確認することが、家族危機に対する予防線になりそうです。
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昭和大学の二木芳人客員教授


二木先生の感染対策、手洗い消毒(30秒)、マスク(2重)、ソーシャルディスタンス(3密)の取り方、実際に行っている場面が拝見できて、とても参考になりました。


手洗い、消毒、3密対策、我が身を振り返って再認


昭和大学の二木芳人客員教授が、どのように消毒や手洗いしてるかの密着取材をやってた口を開けた笑顔
・アルコール消毒は1回20秒
・1日50回以上
・持ち歩き用アルコール消毒
・指先、手首、手の皺に塗り込む
・看護師に「一動作一手洗い」の習慣
・2重の不織布マスク

8割の人が1日の手洗いが10回以下。
足りないやろ。。。

島根県が実施している対策
・濃厚接触者の定義を広げて徹底的なPCR検査
・陽性者は無症状でも原則入院
・高齢者福祉施設を対象にしたクラスター防止講習
・病床使用率は2.8%だが、さらに宿泊療養用のプレハブを建設予定

とても参考になったイイね
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中島みゆき ファイト

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順天堂大学大学院の堀賢教授を取材した「コロナ対策~感染制御の専門家に聞く~」の前編と後編をご覧ください。
前編 
後編

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新型コロナ、変異で「感染力1.7倍」「子どもにも感染しやすい」











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ワクチン メモ 効果は? 安全性は? 新型コロナワクチンについて知っておきたいこと Q&Aで医師が解説

参考1

参考2

参考3

参考4
参考5


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日本 ワクチン関係00
2月からファイザーのワクチン接種予定
日本 ワクチン関係01
アストロゼネカのワクチンについて
ワクチン補足00
ワクチン補足01

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