岡山 ”趣味”が避難に役立った



  倉敷市真備町に住む福島茂さんと、妻のひとみさん。西日本豪雨災害で自宅の1階部分が水につかる被害を受けましたが、それよりも前に余裕を持って避難することができました。

慌てずに素早く行動できたのは趣味の「車中泊」の経験が役立ったからです。
知り合って以来、愛車を走らせ、各地の観光地をドライブしてきた福島さん夫婦。
車中泊のノウハウで避難生活を乗り切った2人に、車で無理なく快適に過ごすためのコツを聞きました。
2人が話していたのは、必要なものをあらかじめリストにまとめておくことや、家のものは、すぐに持ち出せるようにコンパクトにまとめておくことなど。
これらのことをふだんから心がけていたことで、あの日も、焦らずに準備を済ませることができたといいます。
「まさか、趣味が避難に役に立つとは思わなかった」と振り返る2人。
豪雨からおよそ2年半。
車中泊にも避難にも使えるリストを、いまも模索し続けています。