岡山市 高齢者へのワクチン接種前に医師たちに注意点の説明会
7人分 接種可能?02


 新型コロナウイルスのワクチンの高齢者への接種が始まるのを前に、9日夜、岡山市内で、医師などを対象にした説明会が開かれ、専門家が接種を受ける人の健康状態のチェックなど、注意点を解説しました。

説明会は医師や自治体の担当者などを対象に岡山市内で開かれ、インターネットでの視聴も含めておよそ650人参加しました。
この中で、専門の医師がワクチン接種の際の注意点を解説し、接種当日に37度5分以上の熱がある人や過去にワクチンの成分で重いアレルギー症状を起こしたことがある人などは「予防接種不適当者」にあたり、接種をすることができないと説明しました。
また基礎疾患がある人は「予防接種要注意者」として、当日の健康状態やかかりつけ医の意見を確認した上で、慎重に接種を行うとしています。
このほか、接種後に「アナフィラキシーショック」と呼ばれるアレルギー症状が起きた場合の対処法の解説も行われました。
県内では、今月12日から順次、施設に入所している高齢者を対象にした接種が始まり、施設に入所していない高齢者については、来月10日から県内で一斉に予約を受け付けて、1週間後の来月17日から接種を始める予定です。
岡山県の根石憲司新型コロナウイルス感染症対策監は「県民の選択肢を増やすためにも、こうした説明会を通じて接種に協力してくれる診療所などを増やしたい」と話しています。