岡山 コロナ影響で困窮 学生たちにコメなど食材を支援


 新型コロナウイルスの影響で生活に困っている大学生を支援しようと、15日、岡山市にある学生の交流スペースで、寄付で寄せられたコメや缶詰などの食材がふるまわれました。

食材が提供されたのは、岡山市北区春日町にあるおかやま医系学生サポートセンターで、普段は医療従事者を目指す学生たちの交流スペースとして利用されています。
食材は、県内の病院や看護学校の職員などからの寄付で持ち寄られたもので、1キロずつ小分けにされたコメや缶詰、即席ラーメンのほか、洗剤などの日用品なども並べられ、必要な物を必要なだけ持って帰ることができます。
15日朝には3人の学生が訪れ、調味料やレトルト食品などを持ち帰っていました。
訪れた看護学科4年の学生は「外出などの制限が多くつらい時期なので、このような支援はうれしい」と話していました。
また別の学生は「大学の決まりで、人と接触の多い居酒屋とジムのアルバイトを辞めざるを得なくなり、収入が減ったので支援を受けられてありがたい」と話していました。
支援を行った県民主医療機関連合会の中川憲二さんは「学生たちが、うれしそうに食材を持って帰る姿を見て、本当によかったと思いました。月1回の開催を予定していて、引き続き学生たちをサポートしたいです」と話していました。
食材は、学生なら誰でも受け取ることができ、次回は来月29日に行われる予定だということです。