岡山 高梁市の備中松山城 感染対策徹底して猫城主がお出迎え


新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも安心して楽しんでもらおうと、高梁市にある備中松山城では、感染対策を強化して観光客を出迎えています。

「天空の山城」として知られ、標高430メートルの山頂にある高梁市の備中松山城では、3年前の西日本豪雨のあとに住みついたオス猫の「さんじゅーろー」が猫城主として、観光客をもてなしています。
新型コロナウイルスの感染対策のため、「さんじゅーろー」に直接触れることはできませんが、愛くるしいしぐさを眺めに、4日も県内外から大勢の親子連れなどが訪れていました。
日課となっている「城内見回り」と名づけられた散歩も行われ、訪れた人たちは「さんじゅーろー」がとかげを見つけて飛びかかる姿などをスマートフォンで撮影していました。
備中松山城では、5日まで天守に入れる人数を制限するほか、城のふもとから山頂近くまでを結ぶシャトルバスの窓を常に開けて換気を徹底するなど、感染対策を強化しています。
岡山県内から訪れた50代の女性は「さんじゅーろーは人なつこくてすごくかわいかったです。これからもSNSで情報を追いかけたいと思います」と話していました。