岡山 新型コロナ 県内で過去最多129人感染確認 3人が死亡 /感染状況 病床使用率が70%突破など3指標で「ステージ4」
岡山 新型コロナ 県内で過去最多129人感染確認 3人が死亡
新型コロナウイルスは7日、県内で新たに129人の感染と、3人の死亡が発表されました。
1日に発表された感染者数としては過去最も多く、100人を超えるのは2日連続です。
新たに感染が確認されたのは、岡山市で93人、倉敷市で28人、赤磐市と高梁市でそれぞれ2人、備前市、瀬戸内市、津山市それに東京都がそれぞれ1人のあわせて129人です。
このうち、5人が中等症だということです。
また、7日は新たなクラスター発生の発表はなく、岡山市の93人のうち半数以上にあたる58人は、現時点で感染経路がわかっていないということです。
感染者を年代別にみますと、10代が8人、20代が37人、30代が18人、40代が17人、50代が18人、60代が13人、70代が8人、80代が4人、非公表が6人となっています。
1日あたりの感染者数としては、過去最多となった6日を上回り129人となりました。
これで県内での感染確認は、のべ4647人になりました。
また岡山県は、新型コロナウイルスに感染していた高齢者3人の死亡を発表しました。
これで県内で死亡した人は、53人となりました。
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【新型コロナ】岡山県過去最多129人感染 県内4646人に、高齢者3人死亡
岡山県で7日、129人の新型コロナウイルス感染と、感染し入院していた高齢者3人の死亡が発表された。1日当たりの感染発表が100人を超えるのは2日連続で、今月2日と6日の114人を上回り過去最多となった。死者数も1日当たりでは最も多い。県内での感染確認は4646人、死者は53人となった。
感染者は岡山市93人、倉敷市28人、赤磐、高梁市各2人、備前、瀬戸内、津山市と東京都在住者各1人。このうち、岡山市58人、倉敷市17人を含む計81人の感染経路が分かっていない。死者はいずれも県発表で、居住地などは非公表。
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【感染状況】岡山県で129人感染 過去最多を更新 約6割が感染経路不明【岡山】
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりません。
7日、岡山県で129人の感染が分かり、過去最多を更新しました。
岡山県では、高齢の患者3人が死亡しています。
岡山県では、岡山市で過去最多の93人、倉敷市で28人、赤磐市と高梁市でそれぞれ2人など、合わせて129人の感染が確認されました。
県内全体では、5月2日と6日に発表された114人を上回り、過去最多を更新しました。
年代別に見ると、20代が37人で、最も多くなっています。
新たなクラスターは発生していませんが、感染者129人のうち、約6割にあたる81人の感染経路が分かっていません。
また、年代、性別非公表の高齢患者3人が死亡しました。
これで岡山県内の感染者は4646人、死者は53人になりました。
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感染状況 病床使用率が70%突破など3指標で「ステージ4」
直近1週間の県内の感染状況は、病床使用率が70%に達するなど、3つの指標で国が示したステージのうち最も深刻な「ステージ4」となっています。
県によりますと、5日までの直近1週間の感染状況は、病床使用率が前の週から16ポイント増えて70%を超え「ステージ4」に該当しています。
このうち重症者用は46.5%と、前の週から11.7ポイント増えましたがこちらは「ステージ3」のままとなっています。
また、人口10万人あたりの療養者数は45.6人で「ステージ4」の目安の30人を超えています。
PCR検査の陽性率は2.4ポイント増加して9.4%で「ステージ3」の水準。
新規感染者数は10万人あたり33.38人で、こちらは「ステージ4」に該当しています。
一方、感染経路が不明な人の割合は45.8%で「ステージ3」の目安をわずかに下回っています。
このように3つの指標で国が示したステージのうち最も深刻な「ステージ4」に該当しています。
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岡山県「まん延防止」適用申請を検討 岡山市は公道での聖火中止求める
▽病床使用率は過去最高の70・1%
「医療崩壊が始まっている」と話す伊原木知事
岡山県の伊原木隆太知事は7日の臨時記者会見で、4月29日~5月5日の直近1週間の新型コロナウイルスによる病床使用率が70・1%と過去最高値を更新した、と発表した。「医療崩壊が始まっている」として、まん延防止等重点措置の国への適用申請に向け検討に入ったと明らかにした。一方、岡山市は同日、市内で19日に予定している聖火リレーについて公道での開催中止を県に求めた。
県内の病床は412床のうち289床が埋まった。感染状況を示す6指標のうち5指標がステージ4(爆発的感染拡大)を示した。伊原木知事は「今やっている営業時間の短縮と夜間の外出自粛の要請を徹底したい」として、ステージ4への移行は今回見送った。
ただ、罰則付きの時短要請がメインのまん延防止等重点措置については「県としても強い措置を望んでいる」とし、国との協議を今後本格化させるという。
県は16日までの間、時短と、県民に行動変容を求める二つの要請をしている。伊原木知事は「まだ、カラオケ喫茶やホストクラブで感染する事例が出ている」とし、感染対策の徹底を重ねて県民に呼び掛けた。
一方、岡山市の大森雅夫市長は同日の対策本部会議で、公道での聖火リレーの実施が困難であると県に伝えた、と明らかにした。会議後の会見で「市内の医療体制は逼迫(ひっぱく)している。感染拡大を招きかねない」と理由を説明。伊原木知事は「感染状況を直前まで見極めてから決めたい」と話していた。
この日、県内では過去最多となる129人の新規感染者が確認された。
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岡山 「病床足りなくなり自宅で死亡も」県医師会が強い危機感 岡山県医師会
岡山県医師会は、このままの感染状況では病床が足りなくなり、自宅で亡くなる人が出てくる可能性もあるとして、改めて感染対策の徹底を呼びかけました。
7日に岡山市で開いた記者会見で、岡山県医師会の松山正春会長は県内の感染状況について「変異ウイルスの感染拡大などによって、あっという間に病床が埋まりつつあり、使用率は70%を超えている。現実は数字以上に深刻で医療スタッフは足りておらず、近いうちにひずみがでてくる。大阪や兵庫のように医療機関がひっ迫し、自宅療養中に亡くなる人が出てくる可能性もある」と述べて、危機感をあらわにしました。
また個人的な見解としたうえで「大阪や兵庫などの緊急事態宣言の対象地域から人が流れ、感染が拡大している。岡山も宣言の対象とするのが適当ではないか」と述べました。
このほか会見では、今月17日から始まる一般の高齢者へのワクチン接種について「高齢者は持病がある人も多いので、集団接種ではなく、個人の病気を熟知しているかかりつけ医による個人接種をお願いしたい」と呼びかけました。
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