岡山　新型コロナ岡山県新たに１７１人感染確認過去４番目の多さ / 中国５県知事宣言受け県境越えた移動控えるよう求める声明

岡山県では１６日、新たに１７１人の新型コロナウイルス感染が発表されました。

１日の発表では今月１３日と並んで過去４番目に多く、１００人を超えたのは１１日連続です。

内訳は、岡山市で９０人、倉敷市で４２人、総社市で２１人、真庭市で５人、備前市で４人、瀬戸内市で３人、津山市で２人、それに新見市と玉野市、矢掛町、早島町でそれぞれ１人です。

感染者の集団、クラスターは新たに３件が明らかになり、総社市の医療機関で職員１人と患者２２人。

岡山市の高齢者施設で入所者５人。

それに真庭市の高齢者福祉施設で職員２人と入所者５人の感染が分かりました。

県内での感染確認は６０００人を超え、のべ６１３６人になりました。

また患者１人の死亡が発表され、県内での死者は７１人になりました。

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【新型コロナ】岡山県わずか6日間で1千人増加　171人感染、3市でクラスター / 新型コロナ岡山171人香川17人が感染岡山では1人死亡

【新型コロナ】岡山県わずか6日間で1千人増加　171人感染、3市でクラスター

　岡山県内で16日、新型コロナウイルスに感染していた1人の死亡と171人の新たな感染が判明した。岡山、総社、真庭市で計三つのクラスター（感染者集団）が発生。県内の累計の感染者は6135人、死者は71人となった。感染者は今月10日に5千人を超えてから、わずか6日間で6千人を突破した。

　県内は4月に累計3千人となって以降、4千人までが17日間、5千人までが9日間と感染拡大のペースは急加速している。病床使用率は75％（12日時点）に達し、自宅療養者も700人を超えており、医療提供体制は危機的な状況になっている。

　16日の感染者の内訳は岡山市90人、倉敷市42人、総社市21人、真庭市5人、備前市4人、瀬戸内市3人、津山市2人、玉野、新見市、矢掛、早島町各1人。死亡したのは入院中の倉敷市の高齢者。

　クラスターは、総社市が市内医療機関の職員と入院患者計19人、岡山市が市内の高齢者施設の入所者5人、真庭市が市内の高齢者施設の職員と入所者計5人。総社市の医療機関と真庭市の施設は既に感染者が出ており、累計でそれぞれ23人と7人となった。

　この日会見した国重良樹・県新型コロナウイルス感染症対策室長は「ゴールデンウイーク中の帰省や会食が現在の感染拡大に大きな影響を与えたとみられる。緊急事態宣言の期間中はステイホームを徹底してほしい」と呼び掛けた。

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新型コロナ岡山171人香川17人が感染岡山では1人死亡

16日、岡山県で171人、香川県で17人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。

また岡山県では1人が死亡しています。

岡山県では、岡山市で90人倉敷市で42人などあわせて171人の感染が明らかになりました。

このうち、総社市の医療機関、真庭市の高齢者施設、岡山市の高齢者入所施設で新たなクラスターが発生しました。

新規感染者数は11日連続で100人を超えました。

一方、香川県では、高松市で8人、丸亀市で5人などあわせて17人の感染が分かりました。

感染者の累計は1806人となりました

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中国５県知事宣言受け県境越えた移動控えるよう求める声明

緊急事態宣言の対象地域に、１６日から広島県と岡山県が追加されたことを受けて、中国地方５県の知事がオンラインで会議を開き、県境を越えた不要不急の移動を控えるよう各県民に求める声明をとりまとめました。

広島県と岡山県が１６日から緊急事態宣言の対象地域に追加されたことを受けて、中国地方５県の知事は１５日、今後の対応などを協議するためオンラインで会議を開きました。

この中で、伊原木知事は「県内の新規感染者数は過去最悪の水準だ。対策を徹底し、中国地方の西の防波堤を務めていきたい」と述べました。

また鳥取県の平井知事は「国の役所も含め、出張などで感染を持ち込む事例もある」と指摘しました。

そして会議では、５県の県民に、感染者が比較的少ない鳥取・島根両県間を除き、県境を越えた不要不急の移動を控えることや変異株の感染力は非常に強く重症化しやすいことから最大級の警戒をし、感染防止対策を徹底することなどを求める声明をとりまとめました。

会議のあと、広島県の湯崎知事は記者団に対し、「中国地方全体で検査や医療などで協力し、感染を抑え込んでいきたい」と述べました。

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知事「権限使う」　休業応じぬ店への命令示唆

【岡山】政府は16日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言を岡山県、広島県、北海道に新たに出す。「救えるはずの命が救えなくなる」。県内全域の飲食店や大型集客施設への休業要請などを決めた伊原木隆太知事はそう語り、より強い措置への協力を求めた。

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　14日夜の対策本部会議で決めた主な要請=表=のうち、伊原木知事が一歩踏み込んだと強調するのが、大型集客施設への土日の休業だ。知事によると、緊急事態宣言下にある兵庫県と歩調をあわせたもので、広島県も同様の要請をする見通し。「隣接県と方針が違えば、人の移動を促すことになる」と語った。

　土日の休業は床面積1万平方メートルを超す百貨店やショッピングセンターなどが対象。知事は「かなり厳しい要請だと自覚している」とも話している。

　平日は午後8時までの時短営業を求め、これらの要請に応じた場合、施設には1千平方メートルあたり1日20万円、テナント店舗には100平方メートルあたり2万円を基礎額に協力金を支払う。

　酒類やカラオケを提供する飲食店には休業、それ以外の飲食店などには午後8時までの時短営業を要請。県独自の要請では中小企業への協力金は2万5千〜7万5千円だったが、16日以降は4万〜10万円に変わる。

　要請に応じない店などには、知事は罰則（30万円以下の過料）を伴う命令を出すことができる。知事は「取り締まる必要がないことを期待している。それでも県民の命を守ることより、売り上げを重視するという店などには、権限はしっかり使う」と厳しい対応を示唆した。

　岡山市や倉敷市も14日夜の対策本部会議でそれぞれ対応を決めた。岡山市の大森雅夫市長は「（宣言は）驚いたが、危機的な状況にあることを再認識し、より強い措置を講じていく」と表明。倉敷市の伊東香織市長は屋外バーベキューを介した感染者が多く出ているとして対策をとると説明する一方、時短や休業を要請した店舗に対しては県とともに実施状況を確認したいと述べた。

■16日からの要請・働きかけの主な内容

【飲食店】

・午後8時までの時短営業

・酒類（持ち込み含む）やカラオケの提供店の休業

【集客・イベント施設（1千平方メートル超）】

・午後8時までの時短営業。1万平方メートル超の集客施設には土日の休業

集客施設の例:百貨店やショッピングセンター（生活必需品など除く）、パチンコ店、スーパー銭湯など

イベント施設の例:映画館、ライブハウス、野球場、博物館など。イベントは5千人以下かつ収容率50%以下。午後9時までに終了

【集客・イベント施設（1千平方メートル以下）】

・午後8時までの時短営業（生活必需品など除く）

・イベント開催時は午後9時まで

【事業者】

・テレワークの活用などで出勤者7割削減

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　大型集客施設に対する県からの要請を受け、天満屋は31日までの土日、県内の店舗については一部を除いて休業すると決めた。岡山店は食品や化粧品・婦人服飾雑貨売り場の一部のみ営業。倉敷店、津山店は食品売り場のみを開ける。笠岡ショップと玉島ショップは休業する。岡山高島屋も食料品スペースなどを除き土日は休業する。

　JR西日本は山陽線の岡山発倉敷行きの終電（午前0時4分発同22分着）の運転を取りやめる。18日夜から終電は午後11時37分岡山発に変わり、宣言解除まで続ける。

　岡山電気軌道は19日から岡山駅前発の終電を約40分繰り上げる。東山線の終電（午後10時11分）を午後9時23分に、清輝橋線の終電（午後9時31分）を午後8時43分とする。平日午前7〜9時のラッシュ帯を含め、運行間隔が数分程度広がることになるという。

　倉敷・美観地区にある大原美術館は16〜31日、臨時休館とする。

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　県教育委員会は県立学校について、十分に感染対策をしたうえで授業を継続するなどとする16〜31日の対応方針を決め、市町村教委にも周知した。

　方針によると、公共交通機関を利用して通学する児童・生徒がいる学校では時差通学を検討。校外での学校行事などは延期または中止とする。部活については、公式試合が控える部は平日2時間、休日3時間程度の活動に限り、練習試合や合宿は認めない。それ以外の部は活動を行わないとしている。

　岡山市や倉敷市の小中学校などでも授業は継続する。岡山市では部活を原則休止とし、遠足や運動会・体育会、参観日などについては延期。倉敷市でも運動会を延期し、一部で予定されていた自然教室や広島での平和学習の延期も決めた。

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　岡山県内で15日、新たに185人の新型コロナウイルス感染が発表された。8日の189人、12日の186人に次ぎ過去3番目に多い。1日あたりの感染確認が100人以上となるのは10日連続となった。県内の感染者は延べ5965人。

　内訳は岡山市111人▽倉敷市39人▽新見市6人▽津山市、真庭市、瀬戸内市各5人▽総社市4人▽備前市3人▽笠岡市、浅口市、井原市、高梁市、玉野市、早島町、久米南町各1人。1人が重症、1人が中等症、2人が調査中のほかは軽症か無症状で、88人の感染経路が分かっていない。新見市で発生した親族同士の会食によるとみられるクラスター（感染者集団）が計8人に広がるなどした。

　岡山市と倉敷市は、それぞれ基礎疾患のある高齢の入院患者1人が14日に死亡したと発表。県内の死者は計70人となった。

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