レディース杯 岩井明愛がプロ初V 通算8アンダー

 女子プロゴルフのステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」(日本女子プロゴルフ協会主催、山陽新聞社共催)最終日は19日、玉野市の東児が丘マリンヒルズGC(6367ヤード、パー72)で決勝ラウンドが行われ、単独首位でスタートした19歳のルーキー岩井明愛が通算8アンダー、136で初優勝を飾った。岩井はレギュラーツアーを含むプロ4戦目で初の頂点。

 晴天の下、午前8時から予選を突破した63選手がプレー。1打差の2位にはアマチュアの永嶋花音、さらに1打差の3位に但馬友と西山ゆかりが入った。岡山勢は小倉彩愛(総社市出身)が通算5アンダーの5位、桑木志帆(岡山市出身)が通算2アンダーの12位だった。

 新型コロナウイルスの感染再拡大を受け2年連続の無観客となった大会は今年で12回目。台風の影響で17日の第1日が競技中止となり、2日間36ホールで実施した。表彰式は、表彰選手と関係者のみが参加して18番グリーンで行い、笑顔の岩井に松田正己大会会長(山陽新聞社社長)が優勝カップを手渡した後、越宗孝昌山陽新聞社相談役が賞金540万円を贈呈した。

 松田会長は「コロナ禍で地域に閉塞(へいそく)感が漂う今だからこそ、選手に明るい話題を提供してもらうため無観客でも開催した。岩井選手らの飛躍に期待したい」とあいさつした。