安倍元首相「台湾有事は日本有事」中国けん制 TPP台湾加入 /台湾危機「T─DAY」、6つの有事シナリオ / 台湾人の6割「有事なら日本の自衛隊派遣」

安倍元首相
00 安倍元首相 中国牽制
02 安倍元首相 中国牽制
03 安倍元首相 中国牽制
01 安倍元首相 中国牽制

安倍元首相「台湾有事は日本有事」中国けん制 TPP台湾加入

 自民党の安倍晋三元首相は1日、台湾のシンクタンク「国策研究院文教基金会」のイベントで講演し、中国が台湾に侵攻するなどの事態を念頭に「台湾有事は日本有事だ。すなわち日米同盟の有事でもあり、この点を習近平国家主席は見誤るべきではない」と中国をけん制した。
 オンラインでイベントに参加した安倍氏は、中国に関して「台湾に軍事的冒険を仕掛ければ、世界経済に重大な影響を及ぼす。(世界経済に深くかかわっている)中国は深手を負うことになる」と指摘。「私たちは経済力・軍事力を充実させ、決意を示し続けると同時に、中国に『国益を第一に考えるなら両岸関係には平和しかない』と繰り返し説かなければいけない」とも述べ、中国との対話にも力を入れるべきだという考えを示した。

 また、台湾が今年9月、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への加入を正式に申請したことに対しては「国際秩序を維持するうえでTPPは重要だ。台湾にはその参加資格が十二分に備わっている」と述べ、全面的な支持を表明した。中国の新疆ウイグル自治区や香港、チベットの人権状況への対応について参加者から問われると、人権問題担当の首相補佐官に中谷元・元防衛相が就いたことに言及し「世界の国々と協調し、人権状況の改善のために発信する役割を果たしてくれると思う」と語った。



/////
「台湾有事は日米同盟の有事」安倍元首相、習近平主席を名指しで強くけん制 台湾のオンライン講演で


 安倍元首相は12月1日、台湾のシンクタンクが主催する会合にオンラインで参加し講演を行った。
この中で「中国に自制ある行動を促すにはどうすべきか」「台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事だ」などとと述べ、中国を強く牽制した。

オンライン講演に臨む安倍元首相

安倍元首相は12月1日午前、台湾のシンクタンク「台湾国策研究院」主催のフォーラムで「日台関係の現在と将来の発展」をテーマにオンライン形式で講演を行った。
講演で安倍元首相は「中国にどう自制を求めるべきか。台湾有事は日本有事すなわち、日米同盟の有事でもある。この点の認識を、北京の人々は、とりわけ習近平主席は断じて見誤るべきではない」と語った。さらに「日本と台湾、そして民主主義を奉じる全ての人々は、繰り返し『誤った道に踏み込むな』と、訴えつづける必要がある」と強調、中国を強く牽制した。

また、安倍元首相は「日本と台湾がこれから直面する環境は緊張をはらんだものとなるだろう」と指摘。中国が軍事費の増大を続けていることに言及した上で、「空から、海上、海中から、中国はあらゆる種類の軍事的挑発を続けてくることも予測しておかなくてはいけない」と危機感を示した。
さらに「軍事的冒険は、経済的自殺への道でもある。台湾に軍事的冒険をしかけた場合、世界経済に重大な影響が及び、中国は深手を負うことになる」と述べ、中国を重ねて牽制した。

さらに、日米両国と台湾の議員交流や安全保障分野での対話の重要性を強調。また安倍元首相は以前から親交のあった李登輝元台湾総統の墓参にも意欲を示していて、台湾訪問が実現するかなど今後の動向にも注目が集まる。


/////
台湾危機「T─DAY」、6つの有事シナリオ


[30日 ロイター] - 台湾奪取を目指す中国は、平時ではないものの、軍事衝突とも言えない「グレーゾーン」戦略に乗り出している。それがどういう結果をもたらし得るのか、安全保障政策の当局者や軍事専門家に取材し、シナリオを検証した。



 11月30日、台湾奪取を目指す中国は、平時ではないものの、軍事衝突とも言えない「グレーゾーン」戦略に乗り出している。写真は中国と台湾の旗と軍用機のイメージ。4月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
インタラクティブ版:台湾危機 T─DAY:6つの有事シナリオ

内戦に勝利した共産党が中華人民共和国を樹立し、敗れた国民党が台湾へ逃れてから72年、中国は米国と対抗する大国となり、台湾は米国の支援を受けて民主化を実現、ハイテク産業の集積地となった。両岸関係は数十年に及ぶ膠着状態を経て、再び衝突のリスクが高まっている。長く続くこの対立がどう展開するのか予測不可能だが、台湾を巡る戦いは水面下ですでに始まっている。

ロイターは昨年、中国人民解放軍が台湾に「グレーゾーン」戦略をすでに展開していると報じた。武力衝突までは引き起こさない軍事演習や警戒・監視活動を、ほぼ毎日繰り返しているという内容だ。以来、中国側は台湾空域にたびたび軍用機を派遣し、中国沿岸に近い台湾の群島周辺に海砂採取船の船団を送り込むなど、事態をエスカレートさせている。

「グレーゾーン」戦略が奏功するのか失敗するのか未来を見通すのは難しいが、中国、台湾、米国、日本、オーストラリアで安全保障政策に携わる当局者らは、中国が台湾奪取のためにどう動くのか、台湾と米国は同盟国とともにどうそれを阻止しようとするのか、さまざまなシナリオを想定してシミュレーションを重ねている。


中国は幅広い戦術を取り得ると専門家は指摘する。習近平国家主席と共産党政権にとってリスクをはらむ一方、台湾、米国、さらに同盟国、とりわけ日本は難しい対応を迫られる。習政権の選択肢には台湾の離島制圧、台湾本島の封鎖、全面侵攻が含まれる。南シナ海北部に位置する守りが手薄な東沙諸島の奪取が「次の一手」と予測する専門家も複数いる。いずれも制御不能な事態を招き、台湾を巡って米中が戦争に突入する可能性がある。

様々なシナリオのうち、ここではそのいくつかを検証した。台湾、米国、オーストラリア、日本の軍事専門家10人以上、さらに現役と退役軍人15人にインタビューをした。専門メディアのほか、米軍や中国軍、台湾軍が刊行する出版物も参照した。シナリオという性質上、推論に基づくものであり、ロイターが予測したものではない。

中国外務省報道官はロイターの問い合わせに対し、「仮定の報道」には答えないとしてコメントを拒否した。一方で、台湾与党の民進党と「独立」を志向する勢力は、他国と共謀して常態的に挑発行為を行っており、これが現在の台湾海峡の緊張と騒乱の根本原因になっているとした。

米国防総省の報道官は、ここで触れた「具体的な作戦や関与、訓練」についてコメントしないと回答した。一方で、中国は「台湾や他の同盟国を威圧し圧力を加えようとする動きを強化している」と述べた。多大な影響を受け得る日本の防衛省も「仮定の質問や推測」にはコメントできないとしたが、政権幹部は米国が台湾を防衛することになれば支援することになると発言している。


世論調査と最近の選挙結果によれば、2350万人の台湾住民は自分たちを「中国人」より「台湾人」とみなし、米国との経済・外交関係の強化を支持している。香港に対する中国政府の締め付けを目の当たりにし、台湾人のこうした感情はより高まっている。蔡英文総統は、台湾は自らの自由と民主的な生活を守ると繰り返し強調している。

台湾国防部はロイターの取材に対し、「共産党軍」が台湾進攻に向けて取り得る行動や試みについては、「対抗策や様々な戦闘計画を立案している」と文書で回答した。

偉大な中華民族の復興を掲げる習国家主席が明言していることが一つある。アジア太平洋を何世紀にもわたって独占してきた地位を取り戻すには、台湾統一は実現しなければならないし、実現する、ということだ。


●シナリオ1:馬祖封鎖

<状況>

長期にわたる「グレーゾーン」戦略で台湾側を交渉の場に引きずり出すことができず、習政権と中国共産党の忍耐は限界を迎えた。台湾の若い世代の間では正式に独立を求める声が高まり、米国と地域の同盟国は台湾と軍事的、政治的な結びつきを強めていた。

習氏と軍首脳は、台湾政府を統一に向けた交渉の席につかせるため、馬祖諸島の封鎖を決断した。

小さな島々からなる馬祖は福建省からいちばん近い島で約9キロ、中国沿岸を囲むように連なり、約1万3500人が暮らす。中国共産党はかねてから廉耕市の一部と見なしてきた。

Reuters Graphic
<展開>

中国は人民解放軍の水上艦と潜水艦で馬祖の島々を取り囲み、その背後に何百もの民兵船団や漁船を控えさせた。軍が台湾海峡を24時間監視して回るとともに、台湾側に対し、中間線を超えた戦闘機や哨戒機、艦艇は攻撃対象になると警告を出した。

さらに中国政府は、許可のない民間機と軍用機が台湾本島から馬祖へ飛ぶことを禁止。民間船舶を含めた台湾の船が諸島に入港することも禁じた。さらに封鎖の突破を試みる旅客船や補給船は拿捕すると警告した。馬祖に駐留する規模の小さな台湾の沿岸警備隊と軍の部隊は孤立した。

Reuters Graphic
<反応>

1949年の国共内戦終結以降、台湾海峡は4回目の危機に突入した。台湾軍は馬祖を封鎖する中国軍に反撃するため、艦艇や戦闘機を派遣するが、圧倒的な力を持つ中国軍を前に太刀打ちできない。

台湾が米国とその同盟国に軍事援助と外交支援を要請する中、中国政府は統一に向けた協議を台湾側に呼び掛けた。

Reuters Graphic
<結果>

台湾は中国の要求を拒否、全面的な武力行使を決めた。中国が馬祖を実効支配する中、国際的な緊張が急速に高まり、米国と同盟国は中国に対する経済制裁に踏み切った。


●シナリオ2:金門島の侵攻

<状況>

中国は「グレーゾーン」戦略と馬祖封鎖を徹底して続けたが、台湾政府は統一交渉を一貫して拒否。中国政府の攻撃的な姿勢に世界で批判が広がる中、台湾では統一反対の世論が急速に高まった。

台湾は国防費を積み増し、兵役期間を延ばすとともに、武器や装備品の援助を一気に増やすよう米国に要請した。米国は台湾支援を主導し、より隠密性が高い潜水艦の新造計画などへのサポートを加速した。

中国軍はその間、福建省沿岸の港湾に水陸両用作戦の部隊を目立たぬよう慎重に集結させた。さらに内陸の複数の基地で空挺部隊を編成した。

Reuters Graphic
<展開> 

習国家主席と軍首脳らは、台湾が実効支配する金門島を占領することを決定した。この島は中国福建省の港湾都市、廈門市の沖合6キロに位置し、14万人が暮らす。

中国軍は警告なしに金門島の台湾軍司令部、兵舎、防衛拠点、主要インフラを砲撃、ミサイルを発射した。中国軍の戦闘機と爆撃が台湾側の防衛拠点を攻撃した。

空爆や砲撃が続く中、中国軍は上陸部隊を満載した揚陸艇を島の海岸線に集結させた。主要地点を奪取するため数百機のヘリコプターで空挺部隊を送り込むとともに、制圧した空港に輸送機で部隊と装備品を次々と運んだ。中国沿岸の海軍基地からは重装備の艦艇と潜水艦が発進、包囲した金門島に台湾からの支援が届かないようにした。

上空では、中国軍の戦闘機が台湾空軍機による攻撃を警戒し続けた。海からの上陸部隊は、内陸に降りた空挺部隊と連携するため島の海岸を強襲した。

<反応>

台湾側は、大陸沿岸の港湾や金門島沖合の中国軍艦艇に向けてミサイルを次々と発射した。防空システムは台湾海峡上空を飛ぶ中国軍機を地対空ミサイルで攻撃、飛来する中国軍の戦闘機と爆撃機には島に配備していた台湾軍機が緊急発進した。

Reuters Graphic
<結果>

台湾の必死の要請を受けた米国とその同盟国の支援は間に合わず、中国軍の地上部隊は金門島の守備隊を圧倒した。米海軍と日本の海上自衛隊は台湾海峡へ急行したが、中国政府は介入しないよう警告した。また、負傷した兵士や民間人を本土の病院へ搬送し、島の重要インフラを復旧させるため、速やかな停戦を呼びかけた。さらに「一国二制度」の原則に基づいた統一に向け、台湾側に交渉の席に着くよう要求した。

国際的な批判が高まるなか、中国は国連が金門島侵攻を批判するのを阻止した。習氏と共産党の政権幹部らは、米国と同盟国が小さな島を巡って戦線を拡大するリスクを冒さないと計算しながら、経済制裁に耐えようと備えた。

習氏らの読みは当たり、日米は中国軍への攻撃を避けたが、危機は続いた。米国は陸・海・空の戦力をアジアへ増派した。台湾への武器援助を加速するとともに、中国に技術を輸出しないよう国際的な制裁を呼びかけ始めた。

Reuters Graphic
Reuters Graphic
●シナリオ3:物流と往来の分断

<状況>

中国による「グレーゾーン」戦略の拡大、また馬祖の封鎖継続を巡って緊張が高まる中、台湾は中国との統一協議を拒否し続けた。台湾の世論は引き続き政府を強く支持。台湾は防衛費を増額し、徴兵の任期を延長した。

国際的な反発が続く中、米国は苦境に立たされている台湾軍への武器供与を強化した。F16戦闘機や長距離対艦ミサイル、戦車、スマート地雷、攻撃ヘリコプターなどだ。米政府はまた、規模は大きいが訓練が十分でない台湾の予備役の緊急見直しを支援するため、軍事顧問を増員。一方日本は、米国の台湾防衛に協力すると公式に表明。水陸両用部隊の上陸訓練のため、陸自と海自の部隊を日本列島南方の島々に配備した。

台湾の動きに危機感を抱いた習国家主席率いる中国の政治指導部と軍部は、台湾の指導部に協議に応じさせるため、台湾を発着する物流や人の往来に対して「税関検疫」を行うことを急きょ決定した。

<展開>

中国政府は、台湾の貿易相手にメッセージを出し、中国共産党が台湾の主権を主張していることを改めて認識するよう促した。同時に国際社会に対し、中国政府が台湾に対する関税と海域・空域の管轄権を行使することを通知。また、領空よりも広い空域で、近づいてくる航空機を航空管制官が識別する「防空識別圏(ADIZ)」の設定を発表した。これは、台湾の領空管理を覆すものだった。

中国政府は、これまで台湾の領海とされていた海域に船舶が許可なく入ることを禁止した。中国当局はすべての航空会社と海運会社に対し、台湾の空域や港を出入りする際には中国の正式な許可が必要であることを通知した。また、すべての航空機、船舶、フェリーに乗客名簿と税関申告書を中国当局に提出するよう要求した。

24時間以内に中国海軍や海警局(沿岸警備隊)、海上民兵の大規模な艦隊が「隔離」を実行するために台湾周辺に展開され、中国政府の許可なしに台湾に近づこうとする船舶を阻止し始めた。人民解放軍の戦闘機や防空ミサイル部隊は、台湾周辺の空域に無許可で進入する航空機を攻撃する準備を開始。台湾へ向かう船舶は停められ、武器、軍事技術、その他台湾の防衛に寄与する輸入品がないか調べられた。大型の貨物船は検査のため中国の港に迂回(うかい)させられた。

外国の軍隊は、台湾に近づこうとすれば攻撃するとの警告を受けた。食料やエネルギーなど必需品のみ供給が認められる中、中国政府は国際社会に内政に干渉しないよう要求。米国とその同盟国が介入する前に、習主席は隔離中の台湾当局に対し、世界的危機を回避して統一に向けて即時に協議を開始するよう求めた。




<反応>

台湾政府は中国の協議要求を拒否。隔離状態を解消しようと艦艇と戦闘機を配備した。米国とその同盟国に緊急支援を要請する一方、台湾周辺に展開している人民解放軍の艦艇と航空機を陸地からミサイルで攻撃した。中国軍はある程度の打撃を受けたものの、港の通商向け運用を維持するための台湾の試みは、より強力な人民解放軍の火力によってすぐに潰された。

<結果>

すべての輸出入が突然ストップしたことで、台湾ではエネルギーをはじめとする生活必需品がほぼ直ちに不足した。台湾は世界から切り離された。米国とその同盟国が対応を判断する中、中国は台湾が統一に関する協議に直ちに応じることを条件に、必要物資の輸送を認めると提案した。

Reuters Graphic
●シナリオ4:台湾完全封鎖

<状況>

台湾は通商や往来の分断で締め付けられながらも、統一に向けた協議入りを拒否し、中国による包囲網打破に必要な支援を米国とその同盟国に求めた。武力衝突の拡大や、半導体など台湾で製造する必需品が不足することへの懸念から、世界的に株価が暴落した。

台湾隔離を止めなければ軍事介入も辞さない、と米国から警告を受け、中国は台湾内で政権への圧力が高まるよう本島の完全封鎖を決断した。

<展開>

中国政府は、封鎖作戦に当たる自国海軍と海警局の艦船以外が台湾周辺海域に進入するのを禁じた。中東から台湾へ向かう石油タンカーは、中国の港へと行き先変更を強いられた。旅客機や貨物機を含む航空機は中国が台湾上空に新たに設定したADIZに侵入すれば攻撃すると警告された。

海上の台湾軍艦艇は投降を促された。拒否すれば攻撃され、沈められた。中国海軍は台湾の主要港に入る航路に機雷を敷設し、台湾と世界をつなぐ重要な海底ケーブルを切断した。

Reuters Graphic
中国軍は米軍や日本の自衛隊が台湾に接近するのを阻止するため、艦艇や戦闘機を配備した。台湾本島を完全に封鎖し、物資不足が深刻化したところで、中国政府は台湾に改めて統一協議の開始を迫った。

<反応>

米国とその同盟国から支援の約束を取り付けた上で、台湾は封鎖に当たる中国の海軍艦艇や公船をミサイルで攻撃した。米国、さらに日本などその同盟国は封鎖打破に向け、水上艦や潜水艦を台湾の周辺海域に送った。中国本土の沿岸海域で作戦行動を取る同盟国の火力を支援するため、米国はグアムとオーストラリアの基地に長距離爆撃機を派遣した。

まずは米軍と自衛隊の潜水艦が台湾周辺に接近、封鎖を実行中の中国海軍の艦艇を沈め始めた。破壊力の大きな長射程の対艦ミサイルを搭載した米爆撃機も、中国艦に多大な損傷を与えた。

Reuters Graphic
<結果>

中国の強力な防空システムと対艦ミサイル部隊は、台湾のシーレーンや港の封鎖を解除しようとする米国などの試みを阻止した。中国は米国の対応力を削ぐため、在日米軍基地も攻撃した。一連の衝突で多くの艦艇が損傷し、人命が失われた。封鎖が解けないまま、中国政府は即時停戦とともに、台湾への緊急必要物資搬入を容認し、全面戦争回避に向けた協議を米政府に呼びかけた。

全面衝突に繋がる恐れがあることから、米国と同盟国は空爆とミサイルで中国本土を攻撃して防空システムを破壊するよりも、経済的な報復で対抗することを決めた。原油や原料を積んでインド洋のシーレーンやインドネシアの狭い海峡を通過する中国船を足止めし、逆封鎖すると警告した。

Reuters Graphic
●シナリオ5:大規模空襲作戦

<状況>

中国政府が「グレーゾーン」戦略で攻勢を強めていることに米国とその同盟国は危機感を抱き、台湾の防衛力強化に向けた取り組みをてこ入れした。台湾への武器供与が加速され、軍需品の備蓄や正規軍と予備軍の準備態勢の強化が急ぎ進められた。

人員数と火力で劣る台湾軍は、非対称戦に向けた配備の再編を行い、中国人民解放軍の海軍艦艇や航空機、中国国内の標的を攻撃できる何百もの長距離ミサイルを分散して隠した。米軍もアジアにおける戦力を強化。日本政府の高官は台湾が攻撃を受けた場合、米国による台湾防衛を支持すると約束した。

中国の習国家主席と幹部らは、台湾を支配するには紛争を避けては通れないと判断していた。そして、中国沿岸の海域で人民解放軍が戦力面で優位に立てる可能性がわずかながらあると計算していた。米国との対立が激化する中で、行動の遅れは統一を一段と困難にし、共産党指導部が内部反乱の危険にさらされることを意味していた。中国経済は、巨大な不動産バブルの崩壊により成長が急激に鈍化し、世界最大の軍事力を実現した防衛費の大幅増額を維持することは困難だった。

指導部は、離島の奪取や封鎖などの限定的な手段を一度は検討したものの、除外した。限定的な作戦であっても、全面的侵略を行った場合と変わらず、世界的な経済危機を引き起こし、米国の介入を招く可能性が高いと計算したのだ。また、台湾が屈服するという保証もなかった。

史上最大かつ最も複雑な上陸作戦を伴う侵攻も、人民解放軍の能力を超えていると軍の作戦担当者は習主席や幹部らに説明した。失敗は、中国共産党の権力を揺るがす結果を招きかねなかった。

指導部は、台湾の防衛力に対して壊滅的な空襲とミサイル攻撃を行うことを決断。その目的は、台湾軍を破壊し、市民の意気を消沈させ、米国とその同盟国が介入する前に台湾側を交渉のテーブルにつかせることにあった。

<展開>

人民解放軍は警告なしに、台湾の主要な軍・民間の目標に大規模な飽和攻撃を実施。飛行場や港湾、防空レーダー、通信施設、軍司令部・本部、ミサイル砲台、海軍基地、主要艦艇、主要橋梁、発電所・送電網、政府庁舎、ラジオ・テレビ局、データセンター、主要幹線道路などが攻撃対象となった。

中国政府は米国とその同盟国が台湾支援のため軍を派遣するのを阻止すべく、ミサイル、海軍、空軍を投入。その後、まだ稼働可能な台湾の海軍艦艇、戦闘機、ミサイル砲台を攻撃した。

Reuters Graphic
<反応>

台湾全土が激しいミサイル攻撃と空爆にさらされる中、全面的な侵攻を予期した政治・軍事指導部は地下司令部に移動。正規軍を防衛拠点に配備し、予備役も動員した。

山中に隠した格納庫から台湾軍の戦闘機が飛び立ち、人民解放軍の戦闘機に反撃。世界最高水準の台湾の防空システムが、島内各所に隠された砲台からミサイルを発射し、人民解放軍の空軍を攻撃した。

台湾の長距離弾道ミサイルと巡航ミサイルは、中国の航空基地やミサイル砲台のレーダーなどの軍事目標を攻撃した。

<結果>

台湾軍は甚大な被害を受け、主要なインフラも破壊された。中国政府は米国とその同盟国が介入する前に即時停戦を要求。台湾に、統一に向けた交渉入りに同意するよう求めた。

だがこれほど大きな被害を受けたにもかかわらず、台湾は交渉をきっぱりと拒否。予備役を動員し、残った兵力を分散して戦闘態勢を支持、中国軍の侵攻を阻止するため、上陸地点となり得る海岸線に部隊を追加投入した。米国とその同盟国は、多くの死傷者を出す甚大な被害に対する世界的な中国への反発が高まる中で、台湾の防衛力を強化するため派兵を開始した。

Reuters Graphic
Reuters Graphic
●シナリオ6:全面侵攻

<状況>

習氏と軍首脳は、タイムリミットが近づいていると確信していた。

中国の武漢市から広がった新型コロナウイルスのパンデミック以降、中国の世界的な地位は朝鮮戦争以来最悪の状況にあった。同国の好戦的な「戦狼外交」および「グレーゾーン」戦略は、米国や海外諸国による台湾への支持をさらに固いものにした。中国指導部は、台湾を武力によって統一できる見込みがわずかながらあると考えた。米国はアジアでの軍事力と同盟を強化しており、台湾は防衛力強化を急いでいた。

習氏と軍首脳は、離島の占拠や台湾本島の封鎖、空爆・ミサイル作戦などの限定的な策を検討はしたものの、選択肢から排除した。これらの案は世界的な経済危機を招き、米国による全面的な侵攻につながりかねないからだ。そして台湾が降伏するという保証はなかった。

習氏らは最大かつ最も複雑な上陸作戦を決断した。人民解放軍の目標は、米国とその同盟国が反応してくる前に台湾を制圧することにあった。

<展開>

人民解放軍が突如、台湾全土の主要な軍事・民間施設をターゲットとして大規模な空襲、ミサイル、そしてサイバー攻撃を仕掛けた。同軍は同時に、在日米軍基地と米領グアムにある米軍基地に対して空爆とミサイル攻撃を行い、米軍をまひさせて介入までの時間稼ぎを図った。

Reuters Graphic
これらの攻撃と並行して、人民解放軍の揚陸艦や上陸用舟艇、そして中国の巨大な海運力を総動員した民間船からなる大規模艦隊が、台湾から最短で130キロほど離れた複数の港から出発。船には数十万人規模の人民解放軍兵士と重装備が積まれていた。

海上の上陸部隊が台湾に接近する中、人民解放軍の輸送機やヘリコプターで運ばれた空挺部隊が降下し、飛行場や港、政府施設や司令部などの重要な目標を占領。空からの上陸作戦には政治指導部や軍指導者の拘束もしくは殺害の任務を負った特殊部隊が含まれていた。中国は物理的な軍事作戦だけでなく、台湾のネットや通信網にサイバー攻撃や偽情報作戦などを展開し、心理戦を仕掛けた。

目標の海岸に地雷や障害物がないことを確認した後、上陸部隊が海岸から内陸へ前進。特殊部隊が主要な港を掌握し、戦闘中に発生した損傷などを修理しながら、後から来る商船や民間のRORO船(貨物専用フェリー)が入港するための準備を行った。

<反応>

本島が最初のミサイル攻撃や空爆を受けると、台湾の政治指導部と軍指導者らはただちに地下に準備した堅牢な指令センターに急行した。台湾政府は米国およびその同盟国に緊急支援を要請。軍を総動員し、予備役兵も召集した。上陸地点と予想される海岸線に防衛体制を敷いた。

台湾軍は第一波の攻撃をまぬがれた発射台などから、中国軍の艦隊と本土の港に向かって長距離ミサイルを発射した。山間部のシェルターから台湾軍の戦闘機が離陸し、接近する侵攻軍と軍用機を攻撃した。

アジアに配備した米軍基地などの拠点が攻撃を受ける中、米軍は同盟国の日本の自衛隊とオーストラリア軍と合流し、人民解放軍への反撃を開始した。日米の潜水艦が台湾海峡へ向かい、人民解放軍の艦艇を攻撃。米軍は爆撃機とステルス戦闘機で人民解放軍の海空戦力を攻撃する一方、複数の空母打撃群をアジアへ派遣した。

<結果>

数時間のうちに、大規模な戦争が東アジアで勃発した。

インタラクティブ版:台湾危機 T─DAY:6つの有事シナリオ

地図の出典:台湾国防部、イアン・イーストン 「The Chinese Invasion Threat」、米国防総省、テレジオグラフィー 


/////

台湾人の6割「有事なら自衛隊派遣」 中国軍機の挑発受け世論調査




 台湾人の約6割が、「台湾有事の際に日本が自衛隊を派遣するだろう」と考えていることが、台湾の民間シンクタンク「台湾民意基金会」が2日に公表した世論調査で明らかになった。10月初旬にあった中国軍機による高頻度の軍事挑発の後、初の本格的な世論調査で、10月18~20日に約1千人から得た電話調査の結果としている。
 中国は10月1~4日、自国軍機を延べ149回の高頻度で、台湾の防空識別圏(ADIZ)に派遣。対中警戒の高まりを受け、蔡英文(ツァイインウェン)総統は同月の演説で「中国と台湾は互いに隷属しない」と主張したほか、米メディアに初めて米軍の駐留を認めた。
 同基金会によると、有効回答が得られた1075人のうち、58%が台湾有事で日本は自衛隊を派遣して台湾防衛に協力するだろうと答えた。日本が派遣しないだろうと答えたのは35・2%にとどまった。一方、米軍については、65・0%が参戦するだろうと回答。参戦しないだろうと考える人は28・5%だった。


/////



中国軍、台湾有事の際には在日米軍基地に先制ミサイル攻撃か


日本は中国の台湾侵攻を現実的に想定すべき段階に

 米国議会の政策諮問機関が11月中旬に米中関係についての報告書を公開した。その報告書では、台湾有事の際に中国が日本国内の米軍基地への先制ミサイル攻撃を想定していることが明らかにされていた。

 また同報告書は、中国側のその種の攻撃を抑止するために日米が連携して実施すべき各措置についても提起していた。日本が台湾有事への具体的な対応を迫られるという現実の情勢が明確になったといえるだろう。

実際に攻撃を開始できる態勢を強化

 米国議会の米中経済安保調査委員会は11月17日、2021年度の年次報告書を公表した。同委員会は元々、米中間の経済関係が米国の国家安全保障にどのような影響を及ぼすかの調査を主目的に2000年に発足した。連邦議会上下両院の超党派の有力議員がそれぞれ任命した合計12人の専門家の委員の下、米中関係に関する学者や研究者、軍人らの協力を得て恒常的に調査と研究を続け、毎年1回、年次報告書の形で議会と政府とに政策を提案している。

 2021年度の同報告書には、「台湾海峡抑止の危険な時期・台湾での戦争への中国の軍事能力と決定」と題する章が盛り込まれた。全体の約500ページのうち50ページを使ったこの章では、中国側の台湾への軍事攻撃の能力や意図と、米国側の対応策が詳しく述べられていた。

/////

/////


33 中国(習近平思想?)
32 米中 ASEANと345包囲 
31 米中 台湾TPP
27 中露銀時演習 今後
28 極超音速 兵器
29 中国VS 台湾in  欧州
31 米国VS中国?
32 AIの覇権00??
34 AIの覇権01??
35  台湾有事の国民意識?
36 半導体不足 台湾を守れ?
37 Kさん岸田 対話男子aas


/////


習近平「歴史決議」00 
習近平「歴史決議」01
習近平「歴史決議」02
習近平「歴史決議」03JPG
習近平「歴史決議」04
習近平「共同富裕」aa
習近平「共同富裕」aa


/////


27 中露銀時演習 今後
28 極超音速 兵器
29 中国VS 台湾in  欧州
30 中国VS 米(台湾)00
31 米中 台湾TPP
32 米中 ASEANと345包囲 
33 中国(習近平思想?)



///// 


「背景」には、、、
/////
I世界情勢01
米国(中国345包囲網)

米中 台湾有事?
AUKUS  クアッド TPP
米中 台湾 1007a
米中 台湾 人権 貿易 1007s

米露首脳会談05
米中 台湾 1007
米中 台湾 人権 貿易 1007

米中?軍事費

中国の海洋進出 歴史

I世界情勢02

世界情勢03

世界情勢04
台湾 有事

世界情勢05

世界情勢06

世界情勢07

世界情勢08

世界情勢09ss

世界情勢10

世界情勢11

世界情勢12

世界情勢13

世界情勢14

世界情勢15

世界情勢16

世界情勢17

世界情勢00

/////
世界情勢18

世界情勢19

世界情勢20

世界情勢21

世界情勢22

世界情勢23

世界情勢24

世界情勢25

/////
  
北朝鮮から外国人大量脱出、必需品の深刻な不足で=ロシア大使館
世界情勢24

 

  [モスクワ 1日] - ロシアの在北朝鮮大使館は1日、北朝鮮で医薬品などの必需品不足が深刻化していると不満を訴えた。外交官らは大挙して国外に脱出し、残っている外国人は290人未満だという。

ロシア大使館はフェイスブックに、「北朝鮮首都を離れることは理解できる」と投稿。「前例のない厳しさとなっている全般的な(新型コロナウイルスの世界的大流行に伴う)制限措置、薬品を含めた必需品の深刻な不足、健康問題解決(医療受診)機会の欠如に誰もが耐えられる状況には程遠い」とした。

北朝鮮はコロナ対策で強力な国境閉鎖措置を導入し、大部分の国際移動を禁じているほか、国内の移動も厳しく制限している。

ロシア大使館によると、わずか大使9人と代理公使4人のみがそれぞれの国家を依然として代表しているにすぎず、大部分の大使館は人員を最小限に減らしている。

/////
北朝鮮で在外公館が続々閉鎖 友好国ロシア大使館が投稿


北朝鮮から各国の外交官が続々と脱出している――。そんな驚きの状況を、北朝鮮にあるロシア大使館が1日、フェイスブックで明らかにした。新型コロナウイルス対策による厳しい行動制限に加えて物資不足も深刻で、平壌にある12カ国の在外公館がすでに閉鎖されたという。
 いまも大使が残るのはロシアを含む9カ国だとし、「医薬品を含む必需品の不足が深刻で、健康の問題を解決できない。誰もが耐えられる状況ではない」という。
 平壌のロシア大使館によると、現地では「前例のない厳しい制限措置がしかれている」と説明。英国やドイツ、フランス、スイス、ブラジルなどの在外公館が閉鎖され、「国際人道機関のすべての外国人も帰国した」。現在残っている外国人は290人未満だとしている。ロシア大使館でも「複数の外交官が様々な理由で帰国を余儀なくされた」とし、今後も外国人の出国が続くと予想する。


/////

外交官、北朝鮮から相次ぎ出国 ロシア大使館「物資不足深刻」


 在北朝鮮のロシア大使館は3日までに、北朝鮮に駐在する各国の外交官や国際機関の職員らが相次いで出国していることを明らかにした。北朝鮮の新型コロナウイルスの感染防止対策に伴う厳しい行動制限や生活必需品の不足が深刻なことが原因だという。ロイター通信などが報じた。

 在北朝鮮のロシア大使館のフェイスブックへの投稿によると、平壌では英国やブラジル、ドイツなど12カ国の在外公館が閉じられ、NGOなど国際人道組織の外国人職員もすべて国外に退避したという。現在も北朝鮮内にとどまる外国人は290人未満で、残留する大使はロシアを含む9カ国まで減少したという。

 北朝鮮ではコロナ流行を受けて中朝貿易を全面停止した影響で、食糧や日用品などの不足が指摘されてきた。ロシア大使館は医薬品を含む必需品の不足により「健康問題を解決できない」と投稿。今後も外国人の脱出が続くとの見通しを示した。
/////

 
参考

フィリピン軍、南シナ海での「違法な人工建造物」映像を公開 ( 日本の尖閣も「5年以内」になる?? ) / 「キャベツ戦略・サラミ戦略・札束買収」で膨張する狡猾な中国

        
/////   
参考

 「台湾有事」対処に現実味 安保法「重要影響事態」想定か―米軍支援検討・防衛省    
/////
アフガン 米兵 活動
アフガニスタン 脱出 兵士


 アフガニスタン脱出 タリバン


アフガニスタン タリバン 0817

/////
北朝鮮 鉄道機動ミサイル連隊
22 北朝鮮 のねらいは?


北朝鮮 のねらいは?
北朝鮮 巡航ミサイル
北朝鮮 巡航ミサイル00JPG
24 北朝鮮 のねらいは?
北朝鮮 極超音速ミサイル 

05 北朝鮮の様子

///// 

台湾の状況  中国戦闘機
習近平の思想

06 中国と台湾の様子
07 中国機 VS米英空母3(6カ国)
台湾有事?前夜00
台湾有事?前夜aa


///// 
世界3回目接種?
 


/////