岡山 「観光の起爆剤に!」キックボードなど電動バイクの活用策を大学生が模索【岡山】


 環境に優しく、気軽に街を巡ることができる移動手段として、キックボードなどの電動バイクの導入が世界的に進んでいます。岡山でも観光に役立てたいと、大学生が岡山市内を実際に走って、その活用策を探りました。

(リポート)
「乗り心地最高です。音も静かですね。こちらの電動バイク、電気で走るためエコな乗り物として今注目が高まっています」

最高時速は30キロ、小回りが利くためちょっとした街乗りに最適な電動バイクです。新たな移動手段やレジャーとして、観光の起爆剤にしたいと動き出したのは岡山理科大学の学生です。電動バイクのレンタル事業などを行う丸田産業の協力を得て取り組みを始めました。実際に道を走って観光への活用策やバイクの乗り心地などの改善点を調査しました。

(岡山理科大学経営学部 林恒宏准教授)
「お客さんたちの観光行動の範囲が広がるわけです。そうすることで、岡山の魅力をさらに全国に発信する」

電動バイクは狭い道を通ったり、気軽に寄り道をしたりすることができるため、様々な観光地で二次交通として普及が進んでいます。アフターコロナのインバウンド需要も見据え、岡山城など観光スポットを訪れて電動バイクで巡る観光コースも検討しました。

(学生)
「インスタや、友達にこんなものがあったと伝えたいです」
「風の気持ち良さを感じられてとてもいい経験になりました」
「蒜山でも爽快感がありますし、広い草原を走っていると楽しいので良いと思います」

電動バイクによる地域活性化に丸田産業も期待を寄せています。

(丸田産業 井上弘雅常務)
「こういうコースの方がいいのではないかということも出てくるのではないかと思いますので、ぜひそういった意見も取り入れてコースを作ってみたいなと」

岡山理科大学では調査結果を踏まえ、自治体への施策の提案も目指しています。