重要 「屋内マスク不要」で“感染爆発の恐れ”東北大の専門家が警鐘「ウイルスの性質が変わらない限りは、制御不能に陥る可能性」

新型コロナについて政府は、「屋内でもマスクは原則不要」とする方向でルールの見直しを進めています。この見直しに対し、東北大学の専門家は、室内でマスクを外せば空気感染のリスクが非常に高まるとし、否定的な見解を示しました。
東北大学大学院(物理学・医学)本堂毅准教授:「布マスクを着けると感染が56%減る。高性能マスクをすると83%感染が減るということです」
東北大 本堂毅准教授
物理学や医学を専門とする東北大学大学院の本堂毅准教授。オンラインで行った会見の中で、「新型コロナは、世界的に見てエアロゾル感染、いわゆる空気感染が主な感染経路だ」と指摘。アルコール消毒などよりも、室内の換気が感染を防ぐのに最も効果的だと説明しました。その上で、換気が十分ではない室内でマスクを外せば、空気感染のリスクが非常に高まるなどと政府のルール見直しに否定的な見方を示しました。
東北大学大学院(物理学・医学)本堂毅准教授:「ウイルスの性質が変わらない限りは、感染は非常に高まる。制御不能に陥る可能性が十分にあると思います。(室内でのマスク着用は)現状を見ると、そうせざるを得ないのではないかと思う」
一方で本堂准教授は、屋外でのマスクについては、会話をしない場合などは、基本的に着用の必要はないとの考えを示しています。
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