岡山 高速道路SAごみ箱に医療廃棄物不正投棄の疑い 院長夫妻逮捕

岡山市内の高速道路のサービスエリアのごみ箱に、医療廃棄物などを不法投棄した疑いで、28日、医院の院長夫婦が逮捕されました。

逮捕されたのは、広島県福山市の医院で院長をしている医師の村上勝彦容疑者(53)と、妻で病院スタッフの村上英子容疑者(54)です。
警察によりますと、2人は、今月12日、自宅のある岡山市に帰る途中、山陽自動車道の吉備サービスエリアのごみ箱に、注射針の空のパッケージや、空の点滴パックの医療廃棄物など3キログラム余りを、不法投棄した疑いが持たれています。
警察は、先月(去年12月)上旬、西日本高速道路から「吉備サービスエリアに医療廃棄物が継続して捨てられる」という通報を受け、防犯カメラの映像を調べるなどの捜査をして、2人が事件に関わった疑いがわかったということです。
警察によりますと、このサービスエリアでは、医療廃棄物の不法投棄がほかにも24件、確認されていることです。
警察の調べに対して、村上医師は容疑を認めていますが、妻の英子容疑者は「ごみを捨てたことに間違いないが、産業廃棄物という認識はなかった」などと容疑を一部否認しています。