
岡山空襲の痕跡を写真で伝える
岡山市街地の6割以上が焦土と化した岡山空襲から70年を迎えた29日、市内に残る空襲の痕跡などを紹介する写真展が同市北区駅元町の岡山シティミュージアムで始まった。7月5日まで。 市民グループ「岡山の戦争と戦災を記録する会」が戦後70年を機に初めて企画。同ミュージアムで開催中の市の企画展「岡山戦災の記録と写真展」(7月5日まで)に合わせて開いた。 モノクロ写真に解説を添えた半切サイズのシート62点を展示。焼け落ちた岡山城天守閣の礎石、仏像に被災した痕が見られる大雲寺(同表町)など空襲の傷痕を伝える写真が並び、会員が解説している。 終戦で軍への供出を免れた鐘が残る国清寺(同市中区小橋町)、岡山大津島キャンパス(同市北区津島中)にある旧陸軍師団司令部衛兵所(国登録有形文化財)といった戦争関連のスポットも取り上げている。 岡山駅近くの会社寮で空襲に遭ったという倉敷市、女性(90)は「焼夷(しょうい)弾を避けながら何とか逃げ延びた当時を思い出す」と話した。 入場無料。午前10時-午後6時(解説は同4時まで)。
////
岡山空襲70年 闇に平和のマーク
岡山空襲(1945年6月29日)から丸70年となった29日夜、焼失を免れた岡山禁酒会館(岡山市北区丸の内)の中庭で、ろうそくをともして犠牲者への哀悼の意を表す「ピースキャンドル」(市民でつくる実行委員会主催)が行われ、若者らが平和を守る決意を新たにした。 午後9時ごろ、紙コップに入れたろうそく約400本が点火され、空襲の日付を示す「6・29」の文字、ピースマークが闇に浮かび上がった。参加者約70人が黙とうした後、実行委を代表して楠藤綾子さん(23)=同市北区=が「人、物、文化を奪う戦争は、どんな理由でも許されない」と呼び掛けた。 岡山空襲で、隣家が焼夷(しょうい)弾に直撃された女性の体験談も聞いた。 参加した団体職員男性(33)=同市北区=は「戦争体験者は年々減っている。古里を焦土に変えた空襲の悲惨さを、若い私たちが語り継いでいく必要がある」と話した。
////




