岡山県 損傷のリスクが高い橋を12月から点検
総社市と倉敷市を結ぶ「川辺橋」の橋脚が傾いた問題を受けて、岡山県は損傷のリスクが高い橋の点検を12月から行います。
高梁川にかかる川辺橋は、ことし5月に橋脚の一部が傾いているのが見つかり、県は仮設の橋を設置するなど、緊急の対応をとりました。
この問題を受けて岡山県は、損傷のリスクが高く、建設から60年以上が経過した14の橋を対象に12月から点検を行います。
県は5年に1回、橋の定期点検を実施し目視で確認していますが、今回の点検では、川底の深さを測り、必要に応じて水中ドローンを使い橋脚の根元の近くを撮影するなどして橋の状態を詳しく確認するということです。
県は今回の点検を今年度中にすべて行う予定で、必要だと判断した場合は、石やコンクリートで橋脚の根元を保護するなど対応するということです。
県道路建設課は「異常気象が続く状況を踏まえて、適切に橋を管理していく必要がある。地域にとって不可欠な橋を安全に使ってもらえるよう、しっかりと対応していきたい」としています。