岡山 ご神木から来年のえと「龍」出現 真庭・高岡神社が話題に




平安時代から続く真庭市上中津井の高岡神社。龍が現れたのは、参道脇にある推定樹齢800年を超えるスギの木です。高さ30メートル以上、周囲は8.5メートルもあり、県内有数の巨樹として、真庭市の天然記念物にも指定されています。折れて裂けた枝が、角やひげのようになっており、「ドラゴンボール」の神龍(シェンロン)のようです。
「ドラゴンボール」の神龍のようにも見える
1カ月ほど前、倉敷市の参拝者が龍に似ていることに気付き、地元のテレビ番組の写真コーナーに投稿したところ、一気に話題になりました。枝は1、2年ほど前にすでに折れていたそうですが、神社の関係者は「龍の存在には全く気付きませんでした」と話しています。
参拝者が増え、SNSでも話題に。「ご利益がありそう」「パワースポットだ」と評判になっています。第27代宮司の高岡佳子さん(53)によると、神社の奥にある小さな社に水神「龍王さま」がおり、昔は雨ごいをすると、その日の夕方か翌日には雨が降っていたそうです。高岡さんは「龍王さまがご神木に宿られたのかもしれない」と言います。
自然豊かな高岡神社
龍を見るお薦めの時間帯は夕方。西日が枝に当たり、陰影が際立つことで、木の凹凸でできた龍の顔がくっきり浮かび上がります。高岡さんは「ぜひ龍のパワーをもらいに、たくさんの人に来てほしいですね」と話していました。