岡山 6月29日は岡山空襲の日 戦火から79年たった今も残る戦争の傷跡を巡るツアー開催【岡山】
6月29日は岡山空襲の日です。
79年前、アメリカ軍の攻撃で2000人を超える犠牲者が出ました。
戦災の記憶を風化させないよう、市街地に今も残る戦争の傷跡を巡るツアーが行われました。
(ガイドの説明)
「焼けてしまったということですが、この下側が当時、空襲に遭ったときの写真です」
ツアーは岡山城の天守閣前から始まり、約20人が参加しました。主催者は空襲前後の城の写真を示しながら戦火の様子を伝えていました。
こちらは天守閣を支える石垣です。焼けた天守の熱や飛んできた焼夷弾の高熱で、赤く焼け焦げていて、火に包まれた岡山市街の様子が垣間見られます。
またその隣に生えている樹木 エノキは、手前の面が焼けたものの、反対側が無事だったため焼けた面を覆うように成長していていびつな形になりながらも生き続ける植物の生命力が感じられます。
(参加した人は)
「とても広範囲に焼け野原になったというのと、今はこんなにきれいな城があったり、みんなが(普通に)過ごしているのを対比できたのはとても印象的」
主催者は戦災の記憶を風化させないよう今後もこの活動を続けたいと話していました。
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岡山 西川緑道公園 「この平和が当たり前じゃないことを...」西川緑道公園 歌と朗読で平和を祈るセレモニー 岡山空襲79年【岡山】
岡山市北区の西川緑道公園で、歌と朗読で平和を祈るセレモニーが開かれました。
このセレモニーは、若い世代が岡山空襲を知るきっかけになればと、岡山県出身のミュージカル俳優・清水ゆきさんらが毎年開いているものです。
【写真を見る】「この平和が当たり前じゃないことを...」西川緑道公園 歌と朗読で平和を祈るセレモニー 岡山空襲79年【岡山】
ステージでは、清水さんの歌や、岡山空襲で被災した人が記した手記の朗読で、平和の尊さが伝えられました。
(親子)
「この平和が当たり前じゃない、ということを改めて実感しました」
(ミュージカル俳優 清水ゆきさん)
「忘れ去られていくことを、ただただ悲しく思うのではなくて、こういうイベントを毎年開催し続けていくことで、皆さんにまず知ってもらえたら」
また最後には、世界の国旗を掲げその国に住んでいる人たちの平和を祈る「ピースフラッグセレモニー」も行われました。
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