岡山シティミュージアム  「真珠の耳飾りの少女」が出迎え
「フェルメール展」

岡山シティミュージアム(岡山市北区駅元町)で開催中の「フェルメール
 光の王国展」(山陽新聞社など主催)入り口で代表作「真珠の耳飾りの少女」をイメージした人形が来場者を迎えている。
 趣味で人形作りをしている和気町大中山の主婦田代泰子(たいこ)さん(75)が制作。次男=岡山市中区=の妻(44)が小3の時に父にもらって以来、大切にしているフランス人形(高さ約60センチ)を見て「真珠の耳飾りをし、顔を斜めに向けたポーズと愛らしい瞳に制作を思いついた」という。
 青いターバンはネッカチーフを裁断し、茶色の衣装は町内の呉服店にわけてもらった風呂敷を利用。「フェルメールが描いた絵は胸から上なので、イメージを膨らませるのに苦心した。来場された方が笑顔になってくれれば」と話している。
 応募作品を展示
 「フェルメール光の王国展 in  OKAYAMA」実行委は、展示作品(37点)からインスピレーションを得て制作した人形を募っている。
 素材は自由、高さ60センチ程度以内。応募作は岡山会場に展示予定。4月末までに同展受付に直接搬入(午前10時~午後6時)し、引き取りは最終日の5月6日(同)。問い合わせは山陽新聞社事業本部(086 803 8015)。