イオン岡山来店からの回遊2割 「イオンモール岡山」
岡山市は24日、イオンモール岡山(同市北区下石井)で1月に実施した聞き取り調査で、来店に合わせて市中心部の他の施設を訪ねた人(予定を含む)が休日、平日とも約2割だったことを明らかにした。大森雅夫市長は記者会見で「イオンからまちなかへの流れはまだ弱く、にぎわいに結び付けるには至っていない」と述べた。
イオン開業後、初めて実施した回遊行動調査で、休日の1月25日に1027人、平日の同29日に1230人から回答を得た。
イオンを訪れた人のうち、他の商業施設などを既に訪ねたり、予定したりしている人は休日20・1%、平日21・5%だった。回遊先(複数回答)で最も多かったのは休日、平日ともJR岡山駅地下の商業施設「岡山一番街」(休日25・9%、平日27・5%)で、2位は「岡山高島屋」(休日18・4%、平日23・1%)だった。「天満屋岡山店・表町」は休日(14・3%)、平日(10・4%)とも3位だった。
同じ日程で中心市街地の交通量調査も実施。県庁通りにつながるイオン前の横断歩道や歩道橋を渡る歩行者は、休日で開業前の11・2倍に増えた。県庁通りと西川緑道公園筋との交差点の歩行者も休日2・4倍に増加したが、イオンから遠ざかった同通りと柳川筋(国道53号)の交差点は同0・9倍にとどまった。
市長は「県庁通りなどで行う歩行者優先の社会実験をはじめ、中心市街地活性化のさまざまな施策を組み合わせ、回遊行動を促したい」と述べた。
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