「お姫さま気分」楽しんで  岡山
シンデレラ

入学式 スケッチ

倉敷美観地区の観光施設や店舗などで、今春から「プリンセスキャンペーン」が繰り広げられている。昨年はディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」が大ヒット。秋篠宮家の次女佳子さまの倉敷訪問や英国・シャーロット王女の誕生により、プリンセスの話題で盛り上がる中、コスプレ、スイーツ、グルメなど“乙女心”をくすぐる多彩なプランを集めている。
 「女性はいくつになってもプリンセスに憧れるもの」と話すのは、美観地区にある「いがらしゆみこ美術館」の運営会社・明日絵の三城誠子社長。「キャンディ・キャンディ」で知られる少女漫画の巨匠の原画などを展示した同美術館が中心となって、今回のキャンペーンが企画された。
 同美術館の人気プランは、色とりどりの衣装や、縦ロール、ロングヘア、シンデレラをイメージした“盛り髪”といった多彩なウイッグ(かつら)などを用意した「お姫さま体験」。美容師によるヘアセットやメーク、プロのカメラマンの写真撮影といったサービスもある。入館料は大人600円、中高生400円など。体験メニューは千円から。
 県産果物のスイーツを扱う「くらしき桃子
 倉敷本店」は、プリンや旬の果物などを載せた皿にココアパウダーで王冠をデザインした「プリンセスプリンプレート」(2160円)。いがらしゆみこさんが描いた姫をパッケージにあしらった清水白桃の「プリンセスプリン」(119円)も土産用に薦める。
 白雪姫、イバラ姫、シンデレラ…。倉敷アイビースクエアのキャンドルワールドでは、さまざまな姫のキャラクターをかたどったキャンドルづくり(2千円、7月17日まで)が体験できる。アイビースクエアのランチメニュー「プリンセス御膳」(2160円)は、刺し身を花のように盛り付け、“姫仕立て”に。三城社長は「友達同士や親子でお姫さま気分を楽しんで」と呼び掛ける。