ラオスで「デルタ株(インド変異株)」を初検出、タイから帰国の労働者から


 ラオスCOVID19対策特別委員会は2021年6月30日、ラオスで初めて新型コロナウイルス「デルタ株(インド変異株)」が検出されたと発表しました。チャンパサック県でタイから帰国した労働者の3名から確認されたとのことです。


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以下に、在ラオス日本国大使館からの情報を転載します。

 

新型コロナウイルス(ラオス国内の確定症例6月30日及びデルタ株の初確認)

1 6月30日、ラオスCOVID19対策特別委員会は、サワンナケート県9名(帰国労働者)、チャンパサック県6名(帰国労働者)、ビエンチャン県4名(市中感染)、カムワン県1名(帰国労働者)の計20名の新規感染者が確認された旨発表しました。これで感染者数は計2,121名になりました。

2 チャンパサック県6名の感染者の内3名(タイからの帰国労働者)は、ラオス国内で初めて確認されたデルタ株の感染症例とのことです。会見では、感染力の強いデルタ株を警戒し、予防措置の更なる徹底を呼びかけています。

3 従来と比較し感染・重症化しやすく、ワクチンが効きにくい可能性のある変異株がラオスを含む世界各地で報告され,急速に従来株からの置き換わりが起きつつある状況です。変異株に対する感染予防策は基本的に従来と同様ですが、引き続き関連情報に注意を払いながら,以下に従って一層の予防に努めてください。
(1)できる限り3密(密閉空間,密集場所,密接場面)を避け,家や職場などでは十分な換気を行う(30分に1回以上,数分間程度,2方向の窓を全開にする。窓が1つの場合にはドアを開ける。)
(2)流水で30秒以上かけた丁寧な手洗いを行い,また手洗いができない場合は擦式アルコール消薬(濃度60%以上95%以下のエタノール)を携行するなどの手指消毒を徹底する。
(3)人と会話等をする場合にはできる限り2m以上の距離をとる。距離がとれない場合にはマスクを着用する(マスク着用中は強い負荷の作業は避けて,こまめに水分補給をする。また,エアコンを使用するなど熱中症に注意する。)。
(4)マスクがない場合,咳やくしゃみをする際にティッシュやハンカチ,袖や肘の内側を使って口や鼻を押さえる(咳エチケット)。
(5)体調がすぐれない時には外出及び人との接触を控える

厚生労働省HP



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西村大臣「会話の際はこれまで以上に距離を」 変異ウイルスの感染リスク発表 ( スーパーコンピューター「富岳」)距離を2メートル近く
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 西村経済再生担当大臣は、変異ウイルスの感染リスクをスーパーコンピューターで計算したデータを発表し、会話するときはこれまで以上に距離をとることが大事だと呼びかけました。

 「従来株と同じリスクに抑えようと思うと、距離を2メートル近くとらなければいけません」(西村康稔経済再生相)

 西村大臣は22日の会見で、変異ウイルスの感染リスクをスーパーコンピューター「富岳」を使用して計算した結果を発表しました。

 これはインド型のウイルスの感染力を従来型の2.25倍と想定したもので、大声で会話した場合のリスクを計算しています。会話の際に接近せず、距離を1メートルあけた場合では、▽従来型のウイルスは感染リスクが5分の1程度に下がるとしました。その一方で、▽インド型のウイルスの場合、リスクを5分の1程度まで下げるには、およそ2メートルの距離が必要だということです。

 西村大臣は、「会話する際はこれまで以上に距離をとり、短い時間で話すことが大事だ」と呼びかけました。
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変異ウイルス 感染リスク結果公表 会話はこれまで以上に距離を



 新型コロナウイルス対策をめぐり、西村経済再生担当大臣は、変異ウイルスの感染リスクをスーパーコンピューターを使って計算した結果を公表し、会話する際は、これまで以上に距離を取り、短時間で済ますことが必要だと呼びかけました。

西村経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で変異ウイルスの感染リスクをスーパーコンピューター「富岳」を使って計算した結果を公表しました。

計算では、より感染力が強いとされるインドで確認された変異ウイルスの感染力を従来のウイルスの2.25倍と想定し、感染者と大声で会話した場合のリスクを計算しています。

その結果、距離を1メートルあけた場合、
▽従来のウイルスでは、接近しての会話に比べてリスクが5分の1程度に下がる一方、
▽変異ウイルスでは、半分程度までしか低減せず、5分の1程度まで下げるには、2メートル近い距離が必要だとしています。

また、通常の会話をする時間と感染リスクとの関係を計算したところ、
▽従来のウイルスの感染者と1時間会話するリスクと、
▽変異ウイルスの感染者と27分間会話するリスクが同じ水準となるとしています。

西村大臣は「1時間の会議を30分以内にすることで、同等のリスクに下げることができる。会議や友達どうしでの話も、これまで以上に距離を置いて短時間にすることが大事だ」と呼びかけました。
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06月23日

スーパーコンピューター「富岳」変異ウイルス感染率 最新予測


 最新のスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーションで、感染力の強い新型コロナの変異ウイルスに感染する確率が、従来のウイルスに比べてどのように変わるのか、最新の結果が公表されました。
インドで確認されたデルタ株では感染する確率は、従来型の2倍程度ある一方、感染した相手と適切な距離を取り話す時間を減らすと感染確率が減ることがわかり、研究グループは基本的な対策を改めて呼びかけています。

神戸市にある理化学研究所の研究チームは、最新のスーパーコンピューター「富岳」を使って新型コロナウイルスの飛まつの広がりを研究しています。
今回は、感染力の強い変異ウイルスに感染した人がいる場合、相手との距離や時間によって感染する確率がどのように変化するのか、シミュレーションしました。
変異ウイルスの感染力は、▼イギリスで確認されたアルファ株を従来のウイルスの1.25倍、▼インドで確認されたデルタ株を従来のウイルスの2.5倍と仮定しました。
まず、通常の声でしゃべっている感染者と、マスクなしで15分間向かい合った場合、相手との距離によって感染する確率がどのように変わるか調べると、▼1.5m離れたときは従来型とアルファ株では、感染リスクが5パーセント程度なのに対してデルタ株ではおよそ10%とおよそ2倍になりました。
▼2メートル離れた場合でも感染リスクはほとんど変わりませんでした。
一方、距離を2.5メートル取ると、3つのウイルスでほとんど差はなくなり、5パーセントを切っています。
また、2メートル離れた相手から感染する確率と接触時間の関係を調べたところ、感染確率が10%に達するのにかかった時間は、▼従来型のウイルスでは45分だったのに対し、▼イギリスで確認されたアルファ株ではおよそ35分、▼インドで確認されたデルタ株では20分足らずでした。
研究グループは「インド株では従来株に比べて2倍程度のリスクがあることがシミュレーションからもわかった。相手との距離に加え、時間の取り方にも注意してほしい」としています。

【飲食店での感染リスクは】。
研究グループは今回、飲食店を想定した感染リスクと対策についても計算を行いました。
4人がけのテーブル2台とカウンターにあわせて16人がいる飲食店で、このうちの1人が従来型のウイルスの感染していると想定し、マスクなしで1時間滞在した場合、飲食店全体での平均した感染リスクとそれぞれの場所ごとの感染確率をシミュレーションしました。
まず、換気装置だけを動かした場合、▼店全体を平均した感染確率は2.48%、▼最もリスクが高かったのは、カウンター席の一番端に座っている人が感染している場合、隣の人が感染する確率で、78.8%となりました。
この状態から客席のエアコンとちゅう房のダクトを作動させると▼店全体を平均した感染確率は2.07%とやや低下し、▼最もリスクが高かったのはテーブル席に座っている人が感染していた場合、その隣の人が感染する確率で、65.5%でした。
飛沫の広がり方を可視化したCGからは、エアコンやダクトをつけると、全体的に空気の流れができ、飛沫が1か所にとどまらず、拡散していくことがわかります。
研究グループは、飛沫が広い範囲に広がることで薄まり、リスクが分散する一方、風下の席にいる人は局所的にリスクが高まることもあると分析しています。
さらにこの状態から、飲食店での対策を想定し、テーブル席の真ん中とカウンター席にパーティションを設置した条件で計算すると、▼店全体を平均した感染確率は0.53%とさらに低下し、換気装置だけの状態と比べ、およそ80%リスクを削減できました。
また、これとは別に、エアコンとダクトをつけた状態で隣同士の距離を広めにとって座ったとき、店全体を平均した感染確率は0.64%で、換気装置だけと比べ、およそ75%、リスクを削減できています。
神戸大学教授で理化学研究所の坪倉誠チームリーダーは「隣どうし距離をあけることは対策としては非常に効果があるが、距離がとれないときはパーティションをつけることで距離をとることとほぼ同等の効果があるということがわかった。部屋全体の感染リスクを下げ、局所的にリスクの高いところを作らないことが対策として非常に重要になる」と話しています。

【天井のファンに効果も】。
さらに研究グループは、部屋の天井に取り付けたファンが、感染リスクにどのように影響するかについてもシミュレーションしました。
シミュレーションでは、縦6.3メートル、横が9.9メートル、天井の高さが3.65メートルの部屋の中で、感染した人と15分間向かい合ったとき、天井に取り付けたファンで飛沫がどのように広がるかをシミュレーションして感染のリスクを計算しました。
その結果、ファンを作動させると飛沫が急速に拡散して薄まり、その効果でファンが作動していないときと比べると、感染のリスクは低くなりました。
特に、相手との距離が1.5メートルより近い場合、感染確率は大幅に低くなっていました。

【焼き肉など卓上ダクト効果も】。
研究グループは、さらに焼き肉店のテーブルなどに設置されている、卓上排煙ダクトの効果もシミュレーションしました。
想定では、4人グループのうちの1人が感染していて、テーブルの真ん中に排煙ダクトが設置されている状況で1時間滞在し、隣、向かい、斜め向かいのそれぞれの方向に10分ずつ、大声で話したと仮定し、シミュレーションしました。
排煙ダクトを作動させていない時、感染する確率は、▼隣の席で43.8%、▼向かいの席で15.1%、▼斜め向かいの席で12.1%でしたが、排煙ダクトを作動させると、▼隣の席で24.8%、▼向かいの席で5.3%、▼斜め向かいの席で5.3%と、感染リスクは3分の1から半分程度に抑えられる結果となりました。


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参考

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デルタ株 国内での感染力は従来の1.95倍と推定 京大教授ら分析


 インドで確認された新型コロナウイルスの変異ウイルスの、国内での感染力は従来のウイルスの1.95倍と推定されるという分析結果を、京都大学の西浦博教授らがまとめました。

この分析は、北海道大学の伊藤公人教授と京都大学の西浦教授らのグループが行ったもので、23日に開かれた厚生労働省の専門家会議で示されました。

グループでは、新型コロナウイルスの国際的なデータベースと東京でのPCR検査の分析結果を使って、日本国内での変異ウイルスの状況を分析しました。

その結果、インドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」の国内での感染力は、1人が何人に感染を広げるかを示す「実効再生産数」でみると、従来のウイルスと比べて1.95倍になっていると推定されたということです。

また、これまでのデータから試算すると、この変異ウイルスは7月12日ごろには全体の半数を超え、東京オリンピックが開幕する7月23日時点で全体の68.9%になると予測されるということです。

西浦教授は「データが増え、より詳しい分析ができたことで感染力の数値がより高まる結果となった。緊急事態宣言の解除に加えて、デルタ株の影響も考えると感染の拡大が懸念される」とコメントしています。

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富士通-3日ぶり大幅反発 コロナ薬候補物質を探索 東大と「富岳」活用=日経

富士通<6702>が3日ぶり大幅反発。22日付の日本経済新聞朝刊は、同社子会社の富士通Japanが東京大学と共同で、新型コロナウイルスの治療に特化した特効薬の候補となる物質の探索を始めると報じた。記事によれば、計算速度世界一を誇るスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を活用し、シミュレーションで候補を探すという。2021年度中に特効薬の候補化合物を特定することを目指すとしている。

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参考

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