「男は押しの一手だと」ストーカー加害者が語る実態 警告されても電話かけ続け…警察も加害者支援に乗り出す



相次ぐストーカー事件を受け、京都府警では、被害者だけではなく、加害者の支援にも力を入れています。
事件を起こす前に、いかにカウンセリングに結び付けるのか、模索が続いています。
かつてストーカーの加害者だった男性に話を聞くと、ストーカー行為をしている認識がなかった実態が分かりました。




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2018年9月24日
ストーカー治療で一定の効果 2回逮捕の加害者語る【Nスタ】(2018年9月24日放送)


●ストーカー治療を受けている男性
「良くなっているのは間違いないんです。
ほんとは治ったって断言したいくらいなんですけど」

こう話すのは、
過去にストーカー行為で2度の逮捕歴がある20代の男性です。
親しいと思っていた女性が自分から離れていくと感じて、
しつこく何度も電話をかけたり、
つきまとったりするなどの行為を繰り返しました。

警察からやめるよう
警告を受けても自分を止めることができなかったといいます。

●ストーカー治療を受けている男性
「最初は我慢するんですよ。我慢するんですけど我慢って
 いつか爆発するもので自分不幸なのになんで相手こんなに
 幸せなのって。何でこんな目に遭わなきゃいけないなのってなって」

「強引に何が何でも仲直りしてやると強引に接近したり、
下手したら復讐するとなってしまって」

一度目の逮捕のときは執行猶予。

●ストーカー治療を受けている男性
「(留置場に)やっぱり入って1日目2日目って自分の顔を見て、
 これが犯罪者の顔なんだ。これが容疑者の顔なんだってくらい
 鏡に映った自分の顔が嫌でしたね」

二度目の逮捕は治療プログラムを受けることも条件に、
略式起訴となり、刑務所行きは免れました。

●ストーカー治療を受けている男性
「来た理由がストーカーで2回捕まったことがあって
 そこから立ち直っていくために通わせてもらっています」

男性が受けているのは
横浜市のNPO法人が行っているプログラム。

ストーカー行為を止められないなどと悩む
10人ほどの加害者が、毎週、グループワークを行っています。

●ストーカー加害者更生に取り組む
 NPO法人「ステップ」栗原加代美理事長
「ストーカーの特徴をみなさんと考えていきたい」

支援者が見守る中、加害者同士が自由に発言しあい、
相手の話にも耳を傾けることで、
ゆがんだ考え方を少しずつ変えていくことをねらっています。

●別の参加者男性
「(ストーカー克服については)
ありのままの自分を受け入れられるということですよね。
自分が自分を大好きになっているので誰もいらない」

●ストーカー治療を受けている男性
「だとしたら無人島で3年間暮らせます?(暮らせます)」
「自分はそれできないです。話し相手がいないと寂しくなっちゃうんです」

対話の中で加害者自身が抱える孤独感などを  
吐き出してもらうことも効果があるといいます。

昨年度、
この治療プログラムに
  参加した50人のうち、
およそ8割が、1年間、
ストーカー行為が
  再発しなかったといいます。
男性も・・・。

●ストーカー治療を受けている男性
「こうこうこうなってこう起こったっていう話を話すと違う視点で
 こういうときはこう考えた方がいいよっていう話をしてくださって
そういうことを繰り返していくうちに思考回路を変えていくと」

「あれだけ縁切れたときに私じゃんじゃんメールとかLINEとか送っているんですよね。相手がブロックされたときに今週何も行動しなかった」

男性は、自分の行為が相手を
むしろ遠ざけてしまっていたことにようやく気づけたと話します。

●ストーカー治療を受けている男性
「圧力とか恐怖とかで人は変えられないことをステップで学んだんです」
「手紙を送るときにも相手が怖い思いをするんじゃないかそういうことを心配しているのは恐怖になってしまえばプラスにならないと」
「人間関係を変える上で恐怖がプラスになることはないと考えています」

全国の警察が治療を促した加害者のうち、
実際に治療を受けたのはおよそ2割にとどまっていますが、
NPO法人は
「治療に一定の効果があることに理解が広まってほしい」と
話しています。


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動画( 神奈川県 NPO )
ストーカー治療で一定の効果 2回逮捕の加害者語る【Nスタ】(2018年9月24日放送)

神奈川県警 お墨付きのクリニック
ストーカー 治療プログラム