女子会トーク “人食いバクテリア” 致死率3割…感染者数 過去最多に
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致死率が高く、『人食いバクテリア』とも呼ばれる『劇症型溶連菌』の感染者数が、過去最多を更新しました。 感染者が、過去最多だった2023年をわずか5カ月で上回るペースで急増しています。

【写真】1つでも当てはまると要注意!劇症型溶連菌発症のチェックポイント

■感染者 過去最多『溶連菌』と『劇症型溶連菌』の違いは?
2024年の劇症型溶連菌の感染者数です。
6月2日までで977人。 2023年の941人を上回り、過去最多となりました。 2023年の同じ時期に比べて、約2.8倍です。

『溶連菌』と『劇症型溶連菌』の違いです。

溶連菌は、人の喉などに存在している菌で、体の中にあっても発症はしません。 ほとんど無症状ですが、一定の量を超えると、喉の痛み、発熱、発疹といった症状が出ます。

劇症型溶連菌は、突然変異して毒性が強くなった溶連菌で、『人食いバクテリア』とも呼ばれています。

『劇症型溶連菌』の初期症状は、発熱や、手足の腫れ・痛みですが、短時間で容体が急変して、敗血症性ショック、手足の壊死、多臓器不全などを引き起こすことがあり、致死率は3割といわれています。 特に中高年の感染が多くなっています。

実際に感染した人のケースです。
当時26歳のAさんは、自転車に乗っているときに、ペダルに右足のすねをぶつけて、かすり傷を負いました。 出血はなかったといいます。

Aさん 
「翌日夜から足が赤く硬くなって腫れだした。傷が熱を持っている感じだった」

2日後、Aさんが、高熱が出たため病院に行くと、緊急入院して手術ということになりました。
診察した医師からは、 「1日でも遅れたら、右足を切断していた」と言われたといいます。 Aさんは、現在は後遺症なく、生活できているということです。

■劇症型溶連菌 予防…水虫で感染リスク?夏ならではの注意ポイント
劇症型溶連菌に感染しないためには、どうすればいいのでしょうか。

劇症型溶連菌の感染経路です。 傷口から溶連菌が体深くに侵入して、急速に増殖します。 接触感染などでも侵入します。 ただ、半数以上が感染経路不明です。 基本的な予防法は、手洗い、アルコール消毒などです。

東京女子医科大学の菊池教授の考える予防法です。

『傷を作らない』 夏の服装で、半袖・短パン・サンダルの人は要注意。 せめて靴下をはいた方がよいということです。 そして、傷ができてしまった場合、すぐに洗浄・消毒し、ガーゼや絆創膏などで処置することが必要だといいます。

特に注意が必要なのは、『水虫』です。 菊池教授が診た患者のうち、 「約8割が水虫を持っていた」ということです。

菊池教授が診察した70代の男性です。

なじみの居酒屋に来ないことから、店主が心配し、男性宅を訪問しました。 男性は心肺停止の状態で見つかり、救急搬送。 体の至るところが壊死していました。 約1カ月間 集中治療室に入り、意識・傷ともに回復したということです。

東京女子医科大学・菊池 賢 感染症科教授
「あと半日遅ければ、死亡していた。男性には水虫があった。水虫がある時は、皮膚科にかかり、適切な治療を受けることが重要」だということです。

他にも注意が必要なのは、『虫刺され』です。
かくことで傷ができ、菌が入る恐れがあるので、薬を塗って、傷を早めに治す必要があります。 そして、『ささくれ』『あかぎれ』にも注意が必要です。 乾燥による傷ができないように保湿することが重要です。



■劇症型溶連菌 受診前 症状が出てきたら…チェックポイント
劇症型溶連菌発症のチェックポイントです。 1つでも当てはまると要注意です。

●39℃以上の発熱
●時間単位での腫れの広がり 傷の周りをペンで囲むと分かりやすく、急速に腫れが広がると危険
●意識障害 意識がもうろうとする、受け答えがおかしい、など

受診を躊躇してしまったBさん・61歳女性のケースです。

Bさんは、約9年前バイクで転倒。 右足のすねの周辺から出血して、軽い痛みがありました。 ただ、Bさんは、 「打撲で病院に行くのは恥ずかしく、けがを我慢していた」といいます。

すると4日後、右足全体に激しい痛みと腫れがあり、病院を受診しましたが、『打撲』と診断されます。

その後、悪化し、受診の翌日には、嘔吐・下痢。 意識を失い、救急搬送されます。
その2日後には、医師から、 「このままだと命を失う。右足切断で助かる」と言われ、右足を切断しました。 その後、約8年間 週2回のリハビリを続け、現在は義足で生活しています。

■劇症型溶連菌 受診時 何科に行けば?適切な治療を受けるためのポイント
東京女子医科大学・菊池 賢 感染症科教授
 「『劇症型溶連菌』は、早期対応がカギ。疑わしい症状が出たら、一刻も早く治療しなければいけないので、救急車を呼んでほしい」

救急車を呼ばない場合
●内科より外科・皮膚科を受診する
●複数の症状が出ているなどかなり深刻な場合は、集中治療室のある病院を受診する
などが、重要なポイントです。

診察で医師に伝えるべきポイントです。

●発熱などの症状だけでなく、水虫や床ずれ、靴擦れ、深爪、ささいな傷などについても報告する
●腫れの進行程度は、具体的に報告する

東京女子医科大学・菊池 賢 感染症科教授
「『患部に丸をつけてから何時間経過』などの情報は、具体的で医師に伝わりやすい」

■視聴者から疑問『プールや入浴のリスクは?』
視聴者からの疑問
「プールや入浴施設などから、劇症型溶連菌に感染してしまうことはある?」
「庭いじりなどしていて、土から感染することはない?」

東京女子医科大学・菊池 賢 感染症科教授
「劇症型溶連菌は、水や土の中にはいない。ただ、プールや温泉施設の共有部分に触れることが感染リスクにつながることもある」

視聴者からの疑問
「数年前、溶連菌に感染し、のどの激しい痛み・高熱が出た。今回の人食いバクテリアに免疫を持っていると言える?」

東京女子医科大学・菊池 賢 感染症科教授
「溶連菌と劇症型溶連菌は別の菌なので、免疫を持っているとは言えない」

視聴者からの疑問
「発症して救急車呼ぶ時、なんと言って説明したらいい?」

東京女子医科大学・菊池 賢 感染症科教授
「腫れが広がる早さや体温などの症状を、なるべく具体的に説明する」

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「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」報告数1019人 去年を大幅に上回るペースで増加
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国立感染症研究所によりますと、劇症型溶血性レンサ球菌感染症のことしの報告数は、今月9日までに1019人となりました。報告数は先週時点で977人と過去最高を更新していて、去年を大幅に上回るペースで増加が確認されています。

一般的に、溶連菌は喉の炎症などを引き起こしますが、まれに重い症状となり、手や足の「え死」や多臓器不全を引き起こし、死にいたることもあります。

予防には、傷口の消毒や手洗い、マスクが有効です。
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劇症型溶連菌の患者数が1千人超え - 過去最多を更新 感染研




 国立感染症研究所は18日、急速に病状が進行し、致死率が高い「劇症型溶⾎性レンサ球菌感染症」(STSS)の患者数が過去最多を更新し、1,000人を上回ったと発表した。

 2024年のSTSSの累計患者数は、2日時点で過去最多の977人に上っていたが、9日時点でさらに42人増え、1,019人となった。

 都道府県別では、東京の150人が最も多く、以下は愛知(69人)、埼玉(68人)、神奈川(59人)、大阪(55人)、千葉(51人)が続く。

 STSSの主な病原体はA群溶血性レンサ球菌で、突発的に発症した後、急速に病状が進行し、多臓器不全を引き起こす。子どもから大人まで広範囲の年齢層で発症するが、特に30歳代以上の成人に多い。

 STSSの患者の増加について、厚生労働省は新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行し、感染対策が緩和されたことが背景にあるとみている。

 STSSに有効なワクチンは現時点ではなく、厚労省では手洗いや咳エチケット、けがなどをした際に傷口を清潔に保護するなど、基本的な感染対策を呼び掛けている。




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女子会トーク 「劇症型溶連菌」(人喰いバクテリア)  が977人で過去最多を更新 致死率約3割 今年の患者数が約5か月間で去年上回る 






急速に症状が進み、致死率が高いことで知られる「劇症型溶連菌」の患者数が今年に入ってすでに977人にのぼり、過去最多を更新したことがわかりました。

【画像】「劇症型溶連菌」が977人で過去最多を更新 致死率約3割 今年の患者数が約5か月間で去年上回る 

「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は、溶連菌に感染し、まれに手足の壊死や多臓器不全を引き起こすなど急速に症状が進む感染症で、死亡することもあります。

国立感染症研究所によりますと、今年1月から今月2日までに全国で報告された患者数は速報値で977人でした。

去年の患者数は941人で、現在の方法で調査を始めた1999年以降、過去、最も多くなっていましたが、今年はわずか5か月あまりで去年1年間の患者の数を上回りました。

劇症型溶連菌の致死率はおよそ3割といわれていますが、劇症化するメカニズムはわかっていません。

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女子会トーク 致死率3割以上「人食いバクテリア」劇症型溶連菌が拡大、感染者は過去最多…手足の傷は治療を「人食いバクテリア」劇症型溶連菌が拡大、感染者は過去最多ss
「人食いバクテリア」劇症型溶連菌が拡大、感染者は過去最多aa

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急激に症状が進み、致死率が高い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」の国内患者数が、2日までに977人(速報値)に上り、現在の調査方法となった1999年以降で最多となったことが、東京都感染症情報センターが公表した国の集計結果でわかった。これまで昨年の941人(速報値)が最多だったが、今年の患者数は昨年同期の2・8倍にのぼっており、専門家が警戒を呼びかける。


 STSSの原因となる細菌「溶血性レンサ球菌(溶連菌)」は、ありふれた細菌だが、感染後ごくまれに重症化しSTSSを発症する。高熱や手足の腫れ、痛みが突然起こり、数十時間で多臓器不全に至るなどして、ショック状態に陥る。高齢の患者が多く、発症した場合の致死率は3~5割とされる。手足の 壊死えし を伴うことがあるため「人食いバクテリア」とも呼ばれる。




 菊池賢・東京女子医大教授(感染症科)は、患者増加の理由は不明としつつも、コロナ禍の感染対策が緩み、人との接触が増えた影響があるとみている。菊池教授は「患者は水虫やあかぎれなど手足に小さな傷がある人が目立つ。手足の傷を放置せずに治療することが予防につながる。2~3時間で腫れが一気に広がった時や、受け答えが難しい場合は迷わず救急車を呼んでほしい」と注意を促している。




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【感染症ニュース】劇症型溶血性レンサ球菌感染症の今年の患者数が900人超え 約5か月で2023年の患者数に迫る勢い! 医師「7月頃までの溶連菌感染症流行に注意」



国立感染症研究所の2024年第21週(5/20-26)速報データによると、劇症型溶血性連鎖球菌感染症の報告数は30。今年の累積報告数は935となりました。去年1年間の患者報告数は941で、およそ5か月で去年の報告数とほぼ同じ患者が発生しています。致死率がおよそ30%という注意すべき感染症の流行に警戒が必要です。

【2024年】6月に注意してほしい感染症!溶連菌感染症高水準維持 手足口病・咽頭結膜熱と言った夏の感染症に注意 医師「マイコプラズマ肺炎徐々に増加」

◆劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは?
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は「人食いバクテリア」とも呼ばれることもある感染症です。A群溶血性レンサ球菌に引き起こされ、免疫不全などの重篤な基礎疾患をほとんど持っていないにもかかわらず突然発病する例があります。初期症状としては四肢の疼痛、腫脹、発熱、血圧低下などで、発病から病状の進行が非常に急激で、発病後数十時間以内には軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸逼迫症候群(ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全(MOF)を引き起こし、ショック状態から死に至ることも多いとされています。近年では妊産婦の症例も報告されています。

◆感染症に詳しい医師は…
感染症に詳しい大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長の安井良則医師は、
「よく『人食いバクテリア』といわれる劇症型溶血性レンサ球菌感染症ですが、原因となるA群溶血性レンサ球菌に注目していただきたいと思います。この菌はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の原因菌でもあり、溶連菌感染症は現在過去最大の流行が続いています。そのためA群溶血性レンサ球菌に接する機会が増えていることから、劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症する人が増えていると考えられます。溶連菌感染症の流行がおさまるまで、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者も増え続けるのではないかと予測しています」と語っています。

◆感染経路を特定するのが難しい劇症型溶血性レンサ球菌感染症
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、通常は菌が存在しない血液、脳脊髄液、胸水、腹水、生検組織、手術創などからレンサ球菌が検出されます。傷口や皮膚の疾患などから菌が侵入するケースが考えられますが、はっきりとした原因はよくわからないことが多いとされています。また、妊婦が出産時に産道から感染する場合もあります。
安井医師は「当院でも2024年、出産時にレンサ球菌に感染したとみられる方がいました。劇症型なので発病から病状の進行が急激で、直ちに治療を行う必要がありました。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は予防が難しく、治療に急を要するので、こうした感染症の理解を深め、もしものときに備えていただきたいと思います」としています。

◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は去年のピーク時とほぼ同じ流行に
一方、感染症研究所の2024年第21週(5/20-26)速報データによると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の全国の定点当たり報告数は5.03。今年に入り最多の報告数で、去年のピーク5.04(2023年第50週、11/11-17)とほぼ同じ流行規模になっています。都道府県別では鳥取12.68、山形11.54、北海道9.35、福岡8.81、新潟8.20、宮崎7.67、千葉6.82、茨城6.81が多く、流行は全国的に広がっています。
安井医師は「溶連菌感染症は去年の秋以来流行が続いています。子どもたちの間で感染が広がる感染症ですので、例年夏休みが始まるまでは流行が続くので、2024年も7月頃まで患者数は多いままで推移するのではないかと予測しています。家族間での感染もありますので、予防に留意していただきたいと思います」としています。

◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは?
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、レンサ球菌という細菌を病原体とする感染症です。主に感染している人の口から出る飛沫(しぶき)などを浴びることによって感染する「飛沫(ひまつ)感染」や、おもちゃやドアノブなどに付着している病原体に触れた手で口や眼などから感染する「接触感染」、そして食品を介して「経口感染」する場合もあります。よく見られる疾患としては、急性咽頭炎のほか、膿痂疹(のうかしん)、蜂巣織炎、あるいは特殊な病型として猩紅熱(しょうこうねつ)があります。また菌の直接の作用ではないのですが、合併症として肺炎、髄膜炎、敗血症、あるいはリウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすことがあります。いずれの年齢でもかかりますが、学童期の子どもが最も多く、学校などでの集団感染、また家庭内できょうだいの間で感染することも多いとされています。


引用
国立感染症研究所:IDWR速報データ令和6年第21週(5/20-26)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは

取材
大阪府済生会中津病院院長補佐感染管理室室長 安井良則氏
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今年に入って過去最多のペースで増え続けているのが、“人食いバクテリア”とも呼ばれる致死率の高い劇症型の溶連菌感染症。高齢者や糖尿病など持病がある人は死亡のリスクが高く、40代以上で増えているといいます。一体どんな病気なのか?

そこで今回の#みんなのギモンでは、「なぜ?“最多”勢い 劇症型溶連菌」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。

●致死率30% 子供から感染も?
●“新型”に要注意 どう防御?

■致死率高い感染症 過去最多のペースで増加

日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員
「今年に入って過去最多のペースで増え続けているのが、“人食いバクテリア”とも呼ばれる致死率の高い劇症型の溶連菌感染症なんです。高齢者や糖尿病など持病がある方は死亡のリスクが高く、40代以上で増えているというんです」

鈴江奈々アナウンサー
「溶連菌って、子育てをしていると子供たちの中に割とあるな、というイメージがあるので、大人もかかるものなのですか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「一体どんな病気なのか。見てみましょう」

■劇症型溶連菌 去年同時期の約2.8倍

日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員
「正式な病名としては、『劇症型溶血性レンサ球菌感染症』という長い名前がついています。『溶血性』『レンサ』『球菌』で『溶連菌』。溶連菌の感染症が劇症化する、つまり症状が極めて劇烈になるという意味ですね。この劇症型、今年、過去最多のペースで増えています」

「15年前は100人程度でした。年々少しずつ増えてきて、去年が941人でこの時すでに過去最多でした。それが、今年は今の時点で891人。去年の同じ時期の約2.8倍に上っているんです」

森圭介アナウンサー
「まだ今は5月ですから、このままいくと去年の倍くらいになる可能性もあるということですか…?」

■菌は常に身の回りに…命の危険も

日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員
「では、この劇症型のどこが怖いのか。溶連菌の写真を見ますと、その名の通り『球』ですから、ボール状の菌が連鎖して連なっています。実は、溶連菌自体は常に私たちの身の回りにいて、例えば、タオルや食器など身の回りのものを介して感染する可能性があるということなんです」

「さらに、感染しても無症状なことも多く、小学生くらいの子供に多いのが、溶連菌による咽頭炎、のどの風邪です。ただ、まれに大人を中心として、劇症型になることがあって、これが命の危険もあるやっかいなモノなんです」

忽滑谷こころアナウンサー
「劇症型にかんしては、大人も子供もかかるものなんでしょうか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「のどの風邪は子供が主にかかりますよね。劇症型になるのは大人が多いんだそうです。ただ、すべての年代でかかる可能性があると思っておいた方がいいです」


■致死率3割 死亡まで48時間以内のケースも

日テレNEWS NNN

山崎誠アナウンサー
「症状としてはどういったものが出てくるんですか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「最初は風邪のような症状。例えば、発熱や悪寒などから始まることも多い。手や足の激しい痛みです。人によっては『人生で経験したことがない』『何日も眠れなかった』というほどの痛みだそうです。手足が大きく腫れるといったこともあり、これを放っておくと壊死をもたらすこともある」

「ここから病状の進行が非常に早く、息苦しさや冷や汗、血圧の低下といった症状が現れて、数十時間以内に多臓器不全を起こして死亡するケースもある。発症してから死亡するケースも48時間以内と、非常に早いんです」

「急速に手足の壊死や病状が進んで、致死率は約30%と非常に高いことから、“人食いバクテリア”と呼ばれることがあるんです」

森圭介アナウンサー
「溶連菌というと、子供に多くて薬を飲んだらすぐ治るというイメージだったのですが、全く違うんですね…」

■感染経路は? 飛まつ感染の可能性も…

日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員
「東京感染症対策センターの賀来満夫所長にうかがいました。ケガによる手足の傷や手術、高齢者は床ずれなどで菌が侵入することが多いとされています。ただ、最近では感染経路が不明、傷などが確認できない人でも劇症化するケースが相次いでいる」

「こうした事例では、くしゃみや咳などによる『飛まつ感染』が起きている可能性も高い、ということですね。先月、東京都では医療従事者向けのマニュアルを改訂して、『飛まつ感染』を感染経路に追加したそうです」

鈴江奈々アナウンサー
「飛まつ感染となると、子育てをしていると家庭内感染も気をつけた方がいいんでしょうか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「さきほども触れましたが、もともと子供は溶連菌によるのどの風邪などにかかりやすいですよね。だから、溶連菌をもらってしまった子供から親にうつるとかあるかもしれませんが、家族の誰かが感染して、家族から家族へという『家庭内感染』が起きる可能性はありえるかもしれないといいます」

「ただ、溶連菌自体はどこにでもいるもので、劇症化することはまれなので、家庭内感染を過剰に怖れる必要はない、ということです」



■変異株など感染者急増に関連か

日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員
「そして、次のポイント。“新型”に要注意…どう防げるか?ということですが…」

「今年に入って、過去最多のペースで増えている『劇症型』ですが、その理由について賀来所長は、『新型コロナが落ち着いて、感染対策を徹底する人が減ってきていること』。

そして、海外から入ってきた『溶連菌の新たな変異株【M1UK(エムワンユーケー)株】の存在』を挙げました」

「この『M1UK株』は従来の株より、毒素の量が9倍多く、感染力も強いとされています。今年に入って、都内ではすでに4割以上がこの株に置き換わりが進んでいるといいます。ということで、感染者の急増にも関連している可能性があるということなんです」

■持病がある人や高齢者、妊婦が死亡リスク高

日テレNEWS NNN

山崎誠アナウンサー
「体質などでかかりやすい、発症しやすいというのはあるんですか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「まず、糖尿病などの持病がある人、体力がない高齢者、妊婦さんなどは死亡するリスクが高く、特に注意が必要です。ただ、基礎疾患のない人でも感染する場合はあるので、油断をしてはいけません」

■治療までのスピードが大事

日テレNEWS NNN

忽滑谷こころアナウンサー
「なるべく早く気づくために、どんなところに注目したらいいんですか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「ケガなどをしたとき、傷口のまわりの腫れや赤み、強い痛みが急激に広がる、これは気をつけた方がいいです。または、意識がもうろうとする、息苦しさや冷や汗、顔面蒼白になるなど、ショック症状がある場合には、劇症型の可能性が考えられます」

鈴江奈々アナウンサー
「気づきがあって心配なとき、治療方法というのは何かあるのでしょうか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「この病気は進行が早いので、治療までのスピードが大事です」

「劇症型とわかれば、しっかりと切開手術や抗菌薬を投与することで十分治療することが可能だということです。適切な処置ができる大きな医療機関につなげるためにも、できるだけ早く医師に相談してほしいということです」


■マスクや手洗いなどの感染対策も効果あり

日テレNEWS NNN

小野高弘・日本テレビ解説委員
「また、そもそも溶連菌への感染を防ぐのも大事です」

「傷ができてしまったら、傷口を清潔にする。打撲の場合も皮膚の炎症が起きていることもあるので清潔にするということ。そして、マスクや手洗いといった基本的な感染対策も効果があるということです」

森圭介アナウンサー
「劇症化する人としない人の違いはあるんですか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「賀来所長によると、免疫力や菌の病原性の違いなどが関係しているということが考えられるそうですが、今はまだはっきりとわかっていないので、今後の解析が必要だということを話していました」

鈴江奈々アナウンサー
「ちょっとおかしいな…と異変が感じられたときには、自分自身や周りの人も早く気づいて、早く病院にかかるということが何よりも大事ですね」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「まれに、とはいえ劇症型になってしまったとしても、早く発見すること、そして早く治療することができれば、命が助かることも多いといいます」

「誰でもかかりうる病気なので、よく知って正しく怖れることが重要です」

(2024年5月30日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

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女子会トーク 重要 “人食いバクテリア”急増 3割死に 手足が壊死 傷口に注意(本人「初期判断」が重要!)
00人喰いバクテリア?対策
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3割が死に至るとされる「人食いバクテリア」。小さな傷から感染し、急速に悪化するといいます。

 赤く腫れ上がり、皮膚がただれた手足は劇症型溶血性レンサ球菌、いわゆる“人食いバクテリア”に感染した患者の写真。

 手足が壊死し、3割が死に至るという感染症。

 特徴はささいなけがから菌が侵入し、急激に悪化すること。過去に感染した男性は自転車のペダルにすねをぶつけ、その切り傷から腫れが出始めたといいます。

真木崇志さん(40)
「足はめちゃめちゃ腫れていました。赤くなって、ちょっと硬くなった感じだった」

 けがをしてから2日後、高熱が出たため病院へ。

真木崇志さん
「救急の医者に足を診ていただいて結構、腫れて熱を持っていたが、検査をしないといけないと言われた。ちょっとこれ足を切断するかもしれませんと言われた」

 直後に手術を行い、無事に成功。一日でも遅ければ切断の恐れがあったそうです。

 感染症に詳しい菊池賢教授はコロナ禍の生活が終わり、人の接触が増えたことやインバウンドの増加も要因だといいます。

東京女子医科大学病院 感染症科 菊池賢教授
「UK株というのが、やっぱり去年から日本でも見られるようになった。もともとUKというようにイギリスで見つかって、今アメリカとかヨーロッパ、オセアニアなんかで劇症型を起こす。病原性は今までの株よりもかなり高いのではないかと言われている」

 感染が広がるなか、対策として重要なのが傷をそのままにしないことです。

東京女子医科大学病院 感染症科 菊池賢教授
「溶連菌という菌自体はあふれているので、どこかから入るのをどうやって防ぐかといった時、これは防ぎようがないと思う。入ってきやすい場所をとにかくブロックする。靴擦れみたいなのができて足の皮がむけた時はそのままにしないで、例えば消毒をする、傷パッドみたいなものでちゃんと覆ってあげる。一刻も早く治療を始めることが大事」
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女子会トーク(足や指切断も?)「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」報告 過去最多ペースで増加( 致死率は30%、発症すると筋肉周辺が壊死してしまうことから“人食いバクテリア”とも呼ばれる感染症)

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02 劇症型溶血性レンサ球菌感染症(人喰いバクテリア
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手や足のえ死などを引き起こし、死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の報告が、過去最多となるペースで増えています。専門家は手洗いや傷口の消毒など基本的な感染対策を呼びかけています。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は主に「A群溶血性レンサ球菌」と呼ばれる細菌に感染し、手足のえ死や多臓器不全などが起こる感染症で30代以上に多いとされ、症状が急激に悪化して死に至ることもあります。

国立感染症研究所によりますと、ことしに入ってから今月5日までの国内の患者数は速報値で801人で、去年の同じ時期の2.76倍となっています。

去年1年間の患者数は現在の方法で統計を取り始めてから最も多い941人でしたが、それを上回るペースとなっています。

患者が増えている原因は詳しくは分かっていませんが、新型コロナウイルスへの対策が緩和されて以降、同じ種類の細菌による咽頭炎の患者数が増えた影響などが指摘されているということです。

詳しい感染経路は分かっていませんが、傷口からの感染などが考えられるということで、国立病院機構三重病院の谷口清州院長は「この細菌自体は多くの人が持っているが、けがをして傷から菌が入り込むなどすると劇症型になり得る。けがをしたときに消毒する、手を洗うといった感染対策が重要だ」と話していました。

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“人食いバクテリア”感染最多に 専門家「半日で命にかかわる」



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女子会トーク 致死率3割“人食いバクテリア”去年の患者数が過去最多、感染経路は傷口から…予防策は?
致死率は30%。発症すると筋肉周辺が壊死してしまうという“人食いバクテリア”。去年の患者報告数が過去最多になりました。
■致死率3割“人食いバクテリア” 去年の患者数が過去最多に
山内あゆキャスター:
致死率は30%、発症すると筋肉周辺が壊死してしまうことから“人食いバクテリア”とも呼ばれる感染症。去年の患者報告数が過去最多になりました。
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」というものです。連なって鎖のようになっているので、レンサ球菌という。筋肉周辺の壊死を起こしてしまうことから、“人食いバクテリア”というふうにも呼ばれています。
初期症状としては、四肢の痛みや発熱など。それが急激に進行してしまうことが時々あるんです。そして、急激に病状が進行してしまうと、多臓器不全や呼吸器疾患などで死に至ることもあり、致死率は3割とされています。
患者数を見ていきます。これまでで最も多かったのは2019年の894人でした。その後、コロナ禍は少し減りましたが、2023年は941人で、調査開始の1999年以降で過去最多になったということなんです。
厚生労働省は18日、患者から採取した菌の解析を進めるよう、改めて自治体に通知しました。
■実は子育てしている人に身近な感染症
この病原菌、劇症型になるものには「A群溶血性レンサ球菌」が主なもので、他にB群、C群、G群などがあります。「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」で報告が多いのは30歳以上だということです。
この病気、子育てしている人には大変身近な「溶連菌感染症」というのがありますが、実は「溶血性レンサ球菌」を略して「溶連菌」なんですね。
子どもがかかりやすいのは「A群溶血性レンサ球菌」の咽頭炎。子どもの喉が痛くなってしまうというのは、結構よくある症状ですよね。
産婦人科医 宋美玄さん:
溶連菌は2023年の年末からすごく流行ってますね。
山内キャスター:
「A群溶血性レンサ球菌」の劇症型というのが今回の病気だということなんです。
過去最多の理由として、東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科の寺嶋毅医師は、2023年12月、溶連菌の咽頭炎が子ども中心に流行し、さらに、海外(欧州)で毒性が強く、感染力の強い新たなタイプの溶連菌が発生していて、このタイプが日本でも確認されたそうで、このあたりが原因ではないかと話していました。
■小さな血豆→救急搬送→右足切断に
では、どんな症状だったのか。実際に感染してしまった方から見ていきます。
50代で発症してしまった方は、当時、体調が悪く、「(体調悪化)1週間ぐらいして、親指の内側に血豆(直径約2ミリ)みたいなものができてしまった」そうです。
ただ2週間後、だんだん大きくなり、ぶにゃぶにゃして“嫌なニオイ”がするようになったそうです。その翌日、病院で診察したところ即、救急搬送に。
その後、集中治療室で4か月、4度の手術で、右足の付け根から切断するということになってしまいました。ただ、一命を取り留めることはできたということなんです。
■予防対策は一般的な感染症とほとんど同じ 傷口にも注意を
では、私達にできる予防対策はどんなことなんでしょうか。
感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」が考えられます。ですから、「飛沫感染」では、喉や口への侵入を防ぐ。「接触感染」では、傷口から入らないように傷口を隠すことも有効となります。
予防対策は一般的な感染症とほとんど同じになってくるので、マスク、うがい、手洗い、アルコール消毒。また、傷口から入るということがあるので、「皮膚の傷口を露出しないよう絆創をつける、衣服で覆うのも重要」と寺嶋医師は話していました。
井上貴博キャスター:
致死率が3割とか、いわゆる“人食いバクテリア”とか、こういう情報で「ドキッ」としてしまうところはありますけど、偏見に繋がることがあってはならないので、まずは正しい情報を確認するということですか。
宋さん:
本当に運悪く感染してしまうと、かなり劇症な経過を辿ってしまうということなんですが、別に何か特定のことをすればかかるというわけでもないので、あまり怯えすぎてもプラスにはならないのかなとは思います。
ただ、こういった感染症があるってことと、傷口を綺麗にしたりとか、うがい・手洗いとか、そういう当たり前のことをもう一度確認するっていういい機会になるかなと思います。
致死率は30%。発症すると筋肉周辺が壊死してしまうという“人食いバクテリア”。去年の患者報告数が過去最多になりました。
■致死率3割“人食いバクテリア” 去年の患者数が過去最多に
山内あゆキャスター:
致死率は30%、発症すると筋肉周辺が壊死してしまうことから“人食いバクテリア”とも呼ばれる感染症。去年の患者報告数が過去最多になりました。
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」というものです。連なって鎖のようになっているので、レンサ球菌という。筋肉周辺の壊死を起こしてしまうことから、“人食いバクテリア”というふうにも呼ばれています。
初期症状としては、四肢の痛みや発熱など。それが急激に進行してしまうことが時々あるんです。そして、急激に病状が進行してしまうと、多臓器不全や呼吸器疾患などで死に至ることもあり、致死率は3割とされています。
患者数を見ていきます。これまでで最も多かったのは2019年の894人でした。その後、コロナ禍は少し減りましたが、2023年は941人で、調査開始の1999年以降で過去最多になったということなんです。
厚生労働省は18日、患者から採取した菌の解析を進めるよう、改めて自治体に通知しました。
■実は子育てしている人に身近な感染症
この病原菌、劇症型になるものには「A群溶血性レンサ球菌」が主なもので、他にB群、C群、G群などがあります。「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」で報告が多いのは30歳以上だということです。
この病気、子育てしている人には大変身近な「溶連菌感染症」というのがありますが、実は「溶血性レンサ球菌」を略して「溶連菌」なんですね。
子どもがかかりやすいのは「A群溶血性レンサ球菌」の咽頭炎。子どもの喉が痛くなってしまうというのは、結構よくある症状ですよね。
産婦人科医 宋美玄さん:
溶連菌は2023年の年末からすごく流行ってますね。
山内キャスター:
「A群溶血性レンサ球菌」の劇症型というのが今回の病気だということなんです。
過去最多の理由として、東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科の寺嶋毅医師は、2023年12月、溶連菌の咽頭炎が子ども中心に流行し、さらに、海外(欧州)で毒性が強く、感染力の強い新たなタイプの溶連菌が発生していて、このタイプが日本でも確認されたそうで、このあたりが原因ではないかと話していました。
■小さな血豆→救急搬送→右足切断に
では、どんな症状だったのか。実際に感染してしまった方から見ていきます。
50代で発症してしまった方は、当時、体調が悪く、「(体調悪化)1週間ぐらいして、親指の内側に血豆(直径約2ミリ)みたいなものができてしまった」そうです。
ただ2週間後、だんだん大きくなり、ぶにゃぶにゃして“嫌なニオイ”がするようになったそうです。その翌日、病院で診察したところ即、救急搬送に。
その後、集中治療室で4か月、4度の手術で、右足の付け根から切断するということになってしまいました。ただ、一命を取り留めることはできたということなんです。
■予防対策は一般的な感染症とほとんど同じ 傷口にも注意を
では、私達にできる予防対策はどんなことなんでしょうか。
感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」が考えられます。ですから、「飛沫感染」では、喉や口への侵入を防ぐ。「接触感染」では、傷口から入らないように傷口を隠すことも有効となります。
予防対策は一般的な感染症とほとんど同じになってくるので、マスク、うがい、手洗い、アルコール消毒。また、傷口から入るということがあるので、「皮膚の傷口を露出しないよう絆創をつける、衣服で覆うのも重要」と寺嶋医師は話していました。
井上貴博キャスター:
致死率が3割とか、いわゆる“人食いバクテリア”とか、こういう情報で「ドキッ」としてしまうところはありますけど、偏見に繋がることがあってはならないので、まずは正しい情報を確認するということですか。
宋さん:
本当に運悪く感染してしまうと、かなり劇症な経過を辿ってしまうということなんですが、別に何か特定のことをすればかかるというわけでもないので、あまり怯えすぎてもプラスにはならないのかなとは思います。
ただ、こういった感染症があるってことと、傷口を綺麗にしたりとか、うがい・手洗いとか、そういう当たり前のことをもう一度確認するっていういい機会になるかなと思います。
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「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」報告 過去最多ペースで増加

手や足のえ死などを引き起こし、死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の報告が、過去最多となるペースで増えています。専門家は手洗いや傷口の消毒など基本的な感染対策を呼びかけています。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は主に「A群溶血性レンサ球菌」と呼ばれる細菌に感染し、手足のえ死や多臓器不全などが起こる感染症で30代以上に多いとされ、症状が急激に悪化して死に至ることもあります。

国立感染症研究所によりますと、ことしに入ってから今月5日までの国内の患者数は速報値で801人で、去年の同じ時期の2.76倍となっています。

去年1年間の患者数は現在の方法で統計を取り始めてから最も多い941人でしたが、それを上回るペースとなっています。

患者が増えている原因は詳しくは分かっていませんが、新型コロナウイルスへの対策が緩和されて以降、同じ種類の細菌による咽頭炎の患者数が増えた影響などが指摘されているということです。

詳しい感染経路は分かっていませんが、傷口からの感染などが考えられるということで、国立病院機構三重病院の谷口清州院長は「この細菌自体は多くの人が持っているが、けがをして傷から菌が入り込むなどすると劇症型になり得る。けがをしたときに消毒する、手を洗うといった感染対策が重要だ」と話していました。

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